他のアナリストとは予測精度で一線を画す、KGI証券のミンチー・クオ氏が新たに発表した投資家向けレポートによると、iPhone 5Sに加えられるとみられる新機能の一部(調査に基づく推測)が明らかになりました。その中には「ゴールド色」が含まれており、事前情報通り「シャンパン色」といった名称で登場する可能性があります。

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同氏によるiPhone 5Sの新機能は以下の通り。

  • 新開発「A7」プロセッサの搭載
    AMRv8ベースのアプリケーションプロセッサ搭載(CPU部)
  • LPDDR3を採用した1GB RAM(従来より帯域増)
  • サファイアガラスを採用した指紋認証機能付きホームボタン
  • 800万画素カメラで従来通り
    ただしF2.0の大口径レンズを搭載。デュアルフラッシュも新たに
  • 新カラーとしてゴールド色を追加
    ※編集部補足:事前のリークでは「シャンパン」と名付けられている
  • 新しいオプションとして128GBモデルの登場

概ね、すでに伝えられている情報通りですが以前よりも具体的な情報が出てきました。まずは「A7」の命令セットアーキテクチャが「ARMv8」ベースになるという点です。「A6」ではARMv7ベースでしたが、ARMv8になることで64ビット命令に拡張されることになります。ちなみに、iOS 7自体は64bitに対応しておらず、将来的な可能性を持たせた変更であるのかもしれません。

また、メモリ(通称:RAM)がLPDDR3を採用することも新しい点です。LPDDR2よりも帯域が拡張されており、ベンチマーク上のスコアはもちろんのこと、高精細グラフィックを採用する3Dゲームでも力を発揮することでしょう。なお、どこのチップメーカーを採用するか定かではありませんが、順当にいけば消費電力も低下しているとみられており、バッテリー持続時間がiPhone 5よりも延びる可能性があります。

なお、クオ氏の見解では「アップルはハードウェアとOSの両方を設計(デザイン)することができるため、最適化が可能」としており、メモリ容量が2GBになることは無く、1GBであってもLPDDR3を採用する効果も後押ししてパフォーマンスは以前よりも向上するとしています。

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ゴールド色の新色は従来の噂通り。既に流出しているSIMトレイ部品などから概ね存在しているとみられています。128GBモデルの登場はヘビーユーザーにとっては朗報となるものと思われますが、個人的には供給量が気になるところです。

iPhone 5Sの発表まで1ヶ月を切った今日この頃。いよいよ具体像が見えてきました。クオ氏は他の証券アナリストとは異なり、非常に正確なレポートを発信することで有名ですので、9to5Macも指摘しているように「概ね正確な情報である」とみて良いと思われます。

[9to5Mac]

2013/08/16 15:50 JST
初稿時「指紋認証機能は不明」とありましたが、指紋認証付きであることが確認されました。内容を一部訂正させていただきます。