「Nexus 7」新型モデルを徹底レビュー!高精細ディスプレイの性能は?

高精細ディスプレイは折り紙付き 買い換えの価値あり

続いてディスプレイの比較。はじめに言ってしまうと、初代モデルのNexus 7を常用している人にとって新型Nexus 7は買い換える価値がある。というのも、ディスプレイの高精細さはブラウジングなどの利用シーンでも威力を発揮するし、きめ細かく滑らかな表示はやはり良いものだ。一度でも2013年モデルを使ってしまうと初代モデルがチープに見えてしまうほど。

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上の画像は端末毎の比較。いずれもフォントサイズはできる限り最小にしているが、画面サイズやフォントの違い・OSの違いで撮影した際の等倍文字サイズが異なる。

こうして比較してみると、Nexus 7(2012)では「鹿」「島」の文字が大きく崩れているのに対して、Nexus 7(2013)ではハッキリと読み取ることができる。iPad miniは比較した4機種の中で最もピクセル密度が低いため、もはや文字が破綻してしまっているといっても良いほど。

画面サイズ ピクセル数 解像度
Nexus 7 (2012) 7.0インチ 1280×800 約216ppi
Nexus 7 (2013) 7.0インチ 1920×1200 約323ppi
iPad mini 7.9インチ 1024×768 約163ppi
iPad 3rd 9.7インチ 2048×1536 約264ppi

下の画像4枚は、文字を最大限まで拡大して撮影したものだ。いずれもクリック・タップすると原寸大表示。

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左:Nexus 7(2012) 右:Nexus 7(2013)

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 左:iPad mini 右:iPad(3rd)

続いて、文字を最大限まで縮小した状態での比較が下のもの。いずれもクリック・タップすると原寸大表示。

n7_2012_minin7_2013_mini

左:Nexus 7(2012) 右:Nexus 7(2013)

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左:iPad mini 右:iPad(3rd)

ディスプレイ測色器での計測結果

すでに新型Nexus 7を購入したユーザーからは、液晶が黄色っぽい(Yellow Screen / 俗語:尿液晶)という報告が相次いでいる。いくつもの報告を見る限りでは新型Nexus 7全体に言えることではなく、どうやら「個体差があるようだ」と推測している。

なお、個人的な感覚としては黄色っぽさを感じるどころか青白さを感じた。つまり色温度が高い可能性がある。余談ではあるが、前項のピクセル拡大撮影時にドット欠けを発見するなど、ややテンションの下がる事態も起こった。拡大撮影して気付いた程度なので、高精細化するにつれてドットが欠けていても気付かないことも多い。

そのような個体差があるという状況を踏まえていただきつつ、ディスプレイ測色器の結果をご紹介する。

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測色機にはX-Rite社の「X-Rite i1Display Pro / i1Profiler」を用いた。PCの画面をAndroid端末でミラーリングするアプリを導入して実施。端末のディスプレイ輝度は自動設定を「オフ」、輝度を約120cd/㎡にした。評価に使用した機種はいずれも手持ちの1機種のみであり、それ相応の使用時間があることをご了承頂きたい。

まずは色温度の計測結果から。

色温度
Nexus 7 (2012) 6684K
Nexus 7 (2013) 7529K

結果としては、Nexus 7(2013)は7529Kと、「非常に色温度が高い」結果となった。一瞬目を疑ってしまうところであるが、念のため5回ほど計測を行っている。数値の結果と、見た目の「青白い」という印象は一致しており、高い色温度を好む日本人にとってはピッタリ…と言いたいところだが、正直なところ高すぎるといっても良い。Nexus 7(2012)の方が個人的には好みの色味だった。

続いてi1Profilerで作成したICCプロファイルを、OS Xに標準搭載されている「Color Sync ユーティリティ」に読み込ませ、sRGBやAdobeRGBとの比較を行った。あわせて初代と新型の比較も行ったので、先に紹介する。

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Nexus 7(2013)とNexus 7(2012)の比較
灰色の方が2013で、色付きの方が2012

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Nexus 7(2013)とsRGBの比較
灰色がsRGBの色域。青と紫の領域でsRGBを上回る

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Nexus 7(2013)とAdobeRGBの比較
灰色がAdobeRGBの色域

まず一番上をみると、新型と初代の比較結果が分かる。青方面の領域以外は全てNexus 7(2013)が上回る。従来よりも鮮やかな表示が可能になり、緑の木々や草花の写真などは映えるだろう。

二段目はsRGBとの比較であるが、概ねsRGBをカバーしていることがわかった。青柴方面の領域はsRGBを上回るクオリティ。

三段目はAdobeRGBとの比較であるが、流石に “普通のタブレット” 端末ではこの辺りが価格と品質の限界といったところかもしれない。とはいえ、なかなか健闘している方で、色温度が高すぎるという問題(!?)さえ除けば優秀な部類といえる。AdobeRGBと比較しても青柴方面の伸びはなかなかのものだ。

(※近々、ワコムがタブレット端末をリリースすると噂されているが、このあたりの品質が気になるところ)

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