ASUSとNECがWindows RTから撤退 ―MS戦略立て直しも

日本経済新聞は16日、NECパーソナルコンピュータ社と台湾のASUS(エイスース)がWindows RT搭載端末から撤退すると報じている。両社は既にWindows RTを搭載した端末の開発・生産を休止。両社がWindows RTから撤退したことで、日本国内でWindows RT搭載端末を購入できるのは「Surface RT」のみとなった。

Windows RTは「ARMアーキテクチャ対応Windows」として、2012年4月に大きく注目を集めたOS。マイクロソフトは長らく、インテルなどが扱う「x86アーキテクチャ」向けのWindowsをコンシューマ製品において扱ってきた経緯がある。業務用途ではIA-64をはじめとしたx86以外のアーキテクチャにも対応したことがあったが、Windows RTはコンシューマ向けとしても注目を集めるARMアーキテクチャに対応するということもあり、昨今のスマートフォン・タブレットブームも後押ししてiOS、Android OSに続く第3陣営として話題を呼んだ。

Surface 2

報道によるとNECは今後、Androidタブレットに注力。ASUSは日本に限らず全世界でWindows RT搭載端末の販売を終えるとしている。

明日17日にリリースされるWindows 8.1では、Windows RTというブランド色を極力薄める戦略を採っており、Surface RTの後継機種は「Surface 2」という名称を採用するなど、ツーライン構成がユーザーの混乱を招いたとしてマイクロソフトは改善を図っている。

マイクロソフトがSurface RTを発表する直前には、台湾の各メーカーから反対する意見が噴出していた。マイクロソフトはスティーブ・バルマーCEOの退任発表にあたり「ソフトウェアとハードウェアの融合メーカーを目指す」といった旨を明らかにしており、Windows 95時代から成長を支えた台湾勢との関係性を巡っても注目が集まっていた。今後、マイクロソフトがアップルのようなハードウェアとの融合を強めた企業に変貌するのか注目される。

[日本経済新聞]

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