不正再び…Galaxy Note3にベンチマーク時のみ働くブースト機能が搭載

Ars Technicaは1日(現地時間)、サムスンの最新型スマートフォン「Galaxy Note3」には、ベンチマークの実行時のみに働く「ベンチマークブースト機能」が搭載されていることを発見したと伝えています。同サイトは、同機能の動作を停止させる方法も発見しており、ベンチマークの結果に約20%の違いが表れるとしています。

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サムスンは以前にも、「Galaxy S4」においてベンチマークアプリの実行中のみCPUやGPUのクロック周波数を上げる(オーバークロック)機能をこっそり搭載しており、今期の騒動で “再び” その信用が揺らいだことになります。

Galaxyシリーズと言えば、スマートフォン黎明期から流行期の初めにかけて、他をよせつけないハードウェアスペックを誇ったことで人気を博した端末です。日本でも初めてデュアルコアプロセッサを搭載したスマートフォン(Galaxy S2)をリリースするなど、国内でもその性能は圧倒的なものでした。

しかし現在では状況が変化しており、各社のフラグシップスマートフォンを比べてもほとんど性能が変わらず、それはサムスンの端末においても例外ではありません。相次ぐ同社の不正は、このような現状からの焦りから来るものなのでしょうか。同社端末の “ウリ” の一つが脅かされていると感じているのかもしれません。

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その一方で、スマートフォンに対する “スペック” への関心は年々落ちてきています。その程度は 「スペック競争は終った」と言われるほどで、スマホのスペックが一般に使用する分には全く問題のないレベルまで性能があがっているのが一つの理由と考えられます。

このような現状を加味すると、今回のサムスンの不正は、市場要求の認識不足といっても過言ではありません。当然、不正そのものが信用を失墜させる大失態の一つであることは揺るぎのない事実ですが、私はそれ以上に、市場動向を適切に見ることが出来ていないことに問題を感じざるを得ません。

必死になるべきは、「仮想のスペック」ではなく「実際の使い勝手」の向上ではないでしょうか。同社が端末の使い勝手に無頓着であるとまでは言いませんが、このままだとあらゆる方向で他社に優位を許してしまいかねないと感じます。

[Ars Technica via Redmond Pie]

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