野菜の次は料理…!NTTドコモ、ABCクッキングを買収

日本経済新聞は24日、NTTドコモが、料理教室最大手「ABCクッキングスタジオ」の親会社「ABC HOLDINGS」を買収すると報じています。ドコモは昨年、有機野菜の宅配サービスを手がける「らでぃっしゅぼーや」を買収したことでも話題になりましたが、次は料理のようです。材料を届けるから、料理もどうぞ、ということになるのでしょうか。同社は、レシピやレッスン中の調理の動画を今後有料配信する予定です。

ドコモの狙いは、らでぃっしゅぼーやの時と同じく、スマートフォンでのコンテンツ拡大にあります。本業である通信事業が伸び悩んでいるほか、iモードからの離脱でコンテンツ事業も思うようにいき難い(伸びていないという意味ではない)現実があるため、業種拡大でテコ入れを引き続き行っている状況になります。

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ABCクッキングスタジオは、日本全国で料理教室(スタジオ)を展開しています。ユーザーは20万人を超え、そのほとんどが20代〜30代の若年層であるとのこと。

今後行う料理配信でも、スマートフォンやタブレットの使用率が高いこれらの世代が主なターゲットになるものと思われますが、有料でどの程度の需要があるのかは気になるところ。検索すれば無数のレシピが出てくる今の時代、必要なものをわかりやすく表示する等の工夫で、どれだけ他と差別化ができるかが焦点となりそうです。

各通信キャリアは通信以外での収益化が課題になっていますが、ドコモの動きはより積極的であるように見えます。こういったサービスを利用しないユーザーからは「通信品質の向上」や「料金の値下げ」といった、より通信向けの投資を求める声が多く聞こえますが、長期的に考えるとそれらを実現するためにも業種拡大は有効な方法であると考えることもできそうです。

その一方で、「simフリー」や「プリインストールコンテンツからの脱却」などといった自由化からは離れていく方向のようにも見えます。

収益化と自由化の両立を図ることは難しいことがよくわかる事例ですが、iPhone導入などで自由化の機運が高まってきているのは確かです。果たして今後、日本の通信はどのような方向へ進んで行くのでしょうか。

[日本経済新聞]

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