航空機の離着陸時、iPad使用認める見込み ―米委員会

米国において約半年に渡って調査が続けられてきた「離着陸時におけるiPad等の使用による、航空機への影響」ですが、その報告書がついに完成しました。これを受けてFAA(米連邦航空局)が内容を精査し、特に問題なければ承認される見込みです。

現在の制度では、離着陸時には「すべての電子機器の電源をOFFにする」ことが法律によって定められていますが、レポートによると、規制緩和後には「認定されたタブレット端末(iPad/Kindleなど)であれば、機内モードで離着陸時にも使用できる」ようになります。なお、ノートPCや小型DVDプレーヤーをはじめとした比較的大型の電子機器は、航空機事故発生時における避難の妨げになることや、衝突による人体への影響を考えてカバン等の中に閉まっておく必要があります。

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ただし、米国内で運用されている新旧すべての機種でこの対応が可能になるわけではなく、概ね、運用機体の種類によって対応が変わるものと見られています。例えば、ボーイング社の比較的新しい機種ではフライ・バイ・ワイヤにおける防電波処理が施されており、そのような機種においては許可される見込みです。

航空機と電子機器をめぐっては安全性に関する議論が度々行われてきました。(航空無線の周波数帯に近い)高周波のスプリアスが航空用無線に与える影響や、故障した電子機器が多大な影響をあたえる可能性など、未だに懸念が拭えていません。そんな中で、一般的な正規のタブレット端末であれば前者の懸念を拭うことが出来ますので、今回の判断に至ったものと見られます。

個人的には機内Wi-Fiも使えず、さらに機内モード専用となると大してメリットが無いのでは…と思う所ではありますが、電子書籍を楽しみたいユーザーや、子供にゲームを楽しませることが出来るといった点ではメリットが大きいものと思われます。

[ロイター英語 via SlashGear]

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