ZDNET英語版は25日(米国時間)、米マイクロソフトのWindows部門を率いるジュリー・ラーソン=グリーン氏が、UBSグローバル・テクノロジー・カンファレンスの講演上において、Windowsプラットフォームのラインナップ削減を明らかにしたと報じています。同氏はシノフスキー氏の後任にあたる人物。

ラインナップの削減は講演の質問セッション中に表明されたもので、「私達にはWindows Phone OSがある。(そして)Windows RTとフルのWindowsがある。(しかしながら)3つある必要はない」と語りました。

Windows Phoneの具体名を聞くまでは『Windows RT自体のディスコン』を予見してしまうところですが、CPUアーキテクチャの違いを考慮するならば、Windows PhoneとWindows RTの統合とみるのが妥当かもしれません。ただし、統合というよりは、実質的にWindows RTの廃止およびWindows Phone OSの拡張とみるのが正しいものと思われます。

同様の施策はライバル陣営にあたる「iOS」「Android」でも行われており、いずれのOSもスマートフォンとタブレット端末の双方で同じOSを利用することが出来ます(※基本的に)。

Windowsの場合、Windowsという過去の巨大すぎる資産を活かすために、”WindowsのARM版” という形で世に送り出されたものがWindows RTであり、スマートフォンを出発点とするライバルの二陣営とはやや性質が異なります。とはいえ、アプリケーション資産がWindows RTでは活かせないといったマーケティング上の問題点もあり、ユーザーの混乱を招く原因にもなっていました。

講演の中で「私達はデバイスの違いを十分に理解しておらず、Windowsに求められていたものを “しなかった”」と省みるグリーン氏。シノフスキー氏の後任を務める同氏が、今後どのような改革を進めるのか注目されます。

[ZDNET]