イー・アクセス株式会社と株式会社ウィルコムは3日、2014年4月1日を効力発生日(予定)とし、合併を行うことについて基本合意書を締結したことを発表した。両社は共にソフトバンク株式会社のグループ会社であり、同社もプレスリリースを公表している。

今回の合併の目的は、両社の有する経営資源を活用し、事業を拡大するためとのこと。今後は市場の拡大が見込まれる「スマートフォン」に特に注力していくとしており、イーモバイル・ウィルコム両社の通信網の活用がキーポイントとなる。

合併は、イー・アクセスを存続会社とする吸収合併方式を予定しており、合併後の新会社の社長は現イー・アクセス代表取締役社長のエリック・ガン氏が、副社長は現ウィルコム執行役員営業統括マーケティング本部長の寺尾洋幸氏が務めるとのこと。その他の経営体制や新会社名やブランド名については決まり次第お知らせするとしている。

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新会社は、イー・アクセスの約440万とウィルコムの約570万を合わせて1000万以上の契約者をもつことになる。10月31日から高速通信「WiMAX 2+」のサービスを開始した「UQコミュニケーションズ」の現在の累計契約者数は400万超で、新会社はこれと比べて2倍以上の規模となる。

前述の通り、両社はスマートフォンに注力するとしているが、イーモバイルはグーグルのAndroidリファレンス機「Nexus 5」を取り扱うなど、その動きを顕著にみせている。ウィルコムについても、同社ならではのPHS対応スマートフォンを発売するなど独自性をあらわにしており、今回の合併でどんな製品やサービスが登場するのか注目される。

筆者が気になるのは「ウィルコム」のブランド名が存続するか否かである。根強いファンもいるだけに、その行方は見届けたいところだ。

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