NTTドコモ、TIZENスマホの発表を再延期 ―今日発表予定だった

SankeiBizは16日、関係者筋の情報として、NTTドコモがインテルやサムスンなどが主導して開発するモバイルOS「TIZEN」搭載スマートフォンの発表を再び延期したと報じている。予定では本日1月16日に世界初のTIZENスマートフォンを発表するとのことだったが、様々な理由で延期を決定したという。

今回で発表の延期は2度目だが、一時はTIZENそのものの開発中止の噂も伝えられるなど、外からみた情勢は明らかに不安定だ。同OSを搭載した家電製品などはすでに発表されているが、今後の発展には前途多難を極めそうだ。

tizen

ドコモ関係者の話によれば、「発表時期は未定としかいえない」とのこと。再延期の理由については触れられなかったとのことだが、TIZENスマートフォンをそもそも “お荷物” と考える動きもあるという。

公式に発表されていることではないが、米アップルのiPhoneを通信キャリアが売る場合、最初に一定量の端末を買い取ることが必要になる。NTTドコモからiPhoneの登場が遅れたのもこれが理由であるとされており、顧客を多く抱える同社の買い取りノルマは他社と比べても相当多かったようだ。

それが昨年、Androidの台頭もあり米アップルが妥協。買い取りの負担が減ったことから、NTTドコモはiPhoneの導入を決定した。しかし、なおそれでも売れない「iPhone 5c」の影響もあり、負担が軽いとはいえない状況にある。

そんな中でのTIZEN導入はなかなか難しいということのようだ。誰もが理解できている通り、「新しいもの」というのは浸透に時間がかかる上、販売のリスクも高い。その分成功した際の利益も高いが、iPhoneの人気が根強い日本でそれを達成するのは一筋縄ではいかないのである。そのような現状で、新しい、それも世界初の製品を発売するのは、ある意味無謀かもしれない。

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 言わずと知れた、大人気スマートフォン「iPhone」

さらに言えば、OSそのものの完成度もイマイチのようだ。不具合や操作性が十分なクオリティに達していないという情報もある。

第4、あるいは第3のモバイルOSで最も期待されているTIZENだが、成功への道のりは遠く、険しい。世界ではAndroidが圧倒的なシェアを広げつつ、その後ろには安定の人気を誇るiPhoneや、近年シェアをぐんぐん伸ばしているWindows Phoneが追う。一部ユーザーが熱心に欲している「脱グーグル」を掲げても、使いやすいアプリなど、実用性が伴わなければ一般には受け入れられない。

今年日本では、ついにWindows Phoneが登場する公算が高まっている。ますます競争が激化する中で、TIZENスマートフォンが登場できるタイミングは訪れるのだろうか。

[SankeiBiz]

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