Photoshop CCが3Dプリンターに本格対応 ―MakerBotも協力

米アドビは16日(現地時間)、画像作成・編集ソフト「Photoshop CC」が3Dプリンターに対応したと発表しました。サブスクリプション型サービス「Creative Cloud」のユーザーであれば、アップデートを行うことで新機能を利用することが出来ます。

今回のアップデートは「Adobe Photoshop 14.2」とされており、メジャーアップデートに位置付けられたもの。3Dプリンターへの対応に加え、遠近法ワープ・スマートオブジェクトの新たな機能追加をはじめとし、250件以上のバグが修正されています。

今回の3Dプリンター対応では、3Dプリンターの注目企業「MakerBot」と提携。すでに対応プラグインがリリースされており、同社製の3Dプリンターに特化した機能も利用可能です。

対応する3Dプリンター機種については、個人が入手しやすい人気機種を中心に対応し、さらにオンライン出力サービスにも対応することで、3Dプリンターを所持していないユーザーも気軽に楽しむことが出来るようになりました。

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実際にShapeways用に設定してみたところ

対応マテリアル(素材)については、安価な3Dプリンターで一般的な「樹脂」はもちろんのこと、日本からも利用出来るオンライン出力サービス「Shapeways」が対応している「アルミ」「スチール」「プラスチック」「強化プラスチック(色付き)」「フルカラー対応石膏」「セラミック」などもサポート。さらに、「Sketchfab」に対してPhotoshop内からアップロードする機能にも対応しています。

アドビは現在流通している3Dモデリングツールは機能的に劣っていると考えており、新機能として「スキャフォールディングの自動作成」「生成モデルの構造的評価」を提供。スキャフォールディングは、3Dプリントする構造物の支柱をなす重要なもの。それを自動生成することで初心者ユーザーの門戸を広げるほか、評価機能を用いることで、上級者であっても気づかぬ盲点を知る事ができます。

アドビはビジネス戦略を大きく転換しており、従来は売り切り型であったPhotoshopをはじめとしたソフトウェアを、月額・年額のサブスクリプション型サービスへ移行。さらに、クラウドストレージの提供や、WebFontへの対応をはじめとしたTypeKitの機能強化で、”不正コピー” では得られない価値をユーザーに提供しています。

Flashのスマートフォンサポート廃止以後はHTML5への対応を自ら強化するなど、デジタルクリエイティブに関連する最新トレンドへの追従は非常に素早い動きを見せています。3Dプリンターへの需要が全世界的に高まっていることを考慮すると、Photoshopが3Dプリンターに対応するのは必然的といえるかもしれません。

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勿論、日本国内のユーザーもアップデートが適用される

なお、同時にIllustrator CCも大規模アップデートが行われており、Windows 7および8環境においてHiDPIをサポートしました。27型前後の4K解像度ディスプレイがCES 2014を皮切りに続々リリースされていることもあり、HiDPIへのサポートは重要な要素となりそうです。

[Adobe]

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