セキュリティ対策会社のProofpointが16日(米国時間)に発表した調査結果によると、世界中に流通する10万を超えるユーザーのスマート家電がハッキング(正確:クラッキング・乗っ取り)の被害に遭い、短期間に75万通以上の悪質な電子メールを送信していることが判明しました。

報告によると、巨大なサイバー攻撃ネットワーク(Botnet)を実現するために、家電やルーター、テレビ、冷蔵庫などが乗っ取り被害の対象。サイバー犯罪者達は次なる攻撃手法のトレンドとして、左記のようなスマート家電を乗っ取る「thingbots」という攻撃手法に移行し始めたとのことです。

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Credit : Proofpoint

調査期間は、2013年12月23日~2014年1月6日のホリデーシーズンが対象。ホリデーシーズンはスパムメールの送信が盛んになる期間でもあり、PCやスマートフォンにおけるセキュリティ被害も多数報告されるタイミングです。乗っ取られたスマート家電からは、一般企業や個人を対象とした悪質メールが1日3回送信されていたと見られています。

昨年からIOT(Internet of Things / モノのインターネット)が盛んに叫ばれるようになりましたが、CES 2014の展示においても各社がスマート家電を多数発表しており、2014年以降はインターネットに常時接続する家電が数多く登場するものとみられます。

となると気になるのがセキュリティ対策。今後は爆発的に増えるスマート家電を前に、一個人が新たなスパムメール発信源になりかねません。

今回の報告では「攻撃を受けると感染除去や修復を試みるのは極めて困難」とされており、各社の取り組みに注目が集まるところです。とりあえずは、ルーターや各種家電のデフォルトパスワードを複雑なものに変更して対応しましょう。

[Proofpoint via TechnologyTell]