米アップル、医学専門家ら続々起用で「iWatch」開発を本格化 ―「iPhone」6月発売説に疑問も

長らくその存在が噂されてきた米アップルの「iWatch(仮名)」ですが、どうやらその開発が本格化しているようです。Network Worldは13日(現地時間)、アップルがiWatchの開発に向けて生体医学やセンサー技術の専門家らを次々に雇用したと伝えています。

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iWatchの非公式コンセプト画像

先日、アップルが次世代モバイルOSの「iOS8」に、新たに「Healthbook」という健康モニタリングアプリを搭載するだろうとお伝えしましたが(過去記事)、外部から起用された専門家らを中心にこのアプリの開発が着々と進められているようです。

Healthbookは、身体の健康測定などをウェアラブルデバイス側で行い、「iPhone」などの端末を用いて健康を管理するアプリであると予想されており、このウェアラブルデバイスが噂されているiWatchのことであると伝えられています。

Healthbookの開発には、医療テクノロジー分野で有名な “米マシモ社” の元CMO(最高医務責任者)兼医務部門上級副社長のマイケル・オライリー氏を中心に進められているとされています。

アップルは、オライリー氏に加えて同じくマシモ社で研究員を勤めた後に、医療用測定装置などを開発している米CercadorでCTO(最高技術責任者)を8年間勤めたマルセロ・マリ二・ラメゴ氏を今年1月に、生体医学アルゴリズムやデータ分析、バイオセンサー、システム生物学の専門家として、ニマ・ファードシ氏とラヴィ・ナラシマン氏を昨年11月と12月にそれぞれ雇用していたことが分かりました。

この他にも複数の医療関係の専門家や医療測定装置などの開発者らをアップルが続々と雇用していると伝えられており、今まさに開発が本格化している真っ最中であると言えます。

これら専門家らを起用することでiWatchに搭載が予想される身体測定機能としては、体温計や心拍数計など基本的な機能の他に、身体の詳細な動きの計測、皮膚の上から血液検査をすることができる機能など、既存の健康家電を超えたかなり専門性の高いものとなりそうです。

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ここで、気になるのがiOS8の開発期間とiPhoneのリリース時期についてです。

噂されている次世代の「iPhone 6」は、今年6月にも発表されると伝えられていますが、iOS8の開発状況から見る限り、今年6月のリリースにiOS8は間に合わないものと予想されます。例年その年のiPhoneには、その年に更新される新しいiOSが搭載されて出荷されるため、アップルがこれまでの流れを無視して無理矢理新しいiPhoneを6月に投入するとは少々考え難いものがあります。

しかしながら、今年のiPhoneは大画面化された2機種が登場するとの情報があり、6月と9月にそれぞれリリースするとの見方もあるため、もしこれが本当であるとするならば、6月リリースの端末には異例ながら後からアップデートでの対応となる可能性があります。

もしくは、指紋認証を搭載しなかった「iPhone 5c」のように、アップルはHealthbookを必要としないユーザー向けにこれら新機能を排除したiPhoneの計画をしているのでしょうか。どちらにしても、新しいiPhoneは、新しいiOSに最適化されていて欲しいものです。

個人的にはこれまでの噂を踏まえた上で、例年通り今年9月に大型・薄型化されたiPhone 6が、さらに健康管理機能をプッシュした端末としてiWatchが共に発表されるのではないかと予想しています。

スマートウォッチは、ソニーや韓国サムスンなどがすでに発売していますが、その機能面から存在意義について問われることも多くあります。アップルには、これまでのスマートウォッチとはひと味違う存在感を期待したいところです。

[Network World via BGR]

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