KDDI、ネットとリアルを繋ぐ決済機能「au WALLET」を発表

KDDIは13日、同社が掲げてきた3M戦略の第三弾「au WALLET 構想」を発表しました。同サービスは、今までauのサービス認証に使われてきた「au ID」に “リアル店舗でも利用可能な” 決済機能を搭載するもの。新しく「au ID」に紐づけられた電子マネーカードが用意され、リアルではMasterCard対応の世界約3600万の加盟店で決済を利用することができるようになります。

サービスの提供開始は、今年5月を予定しているとのこと。

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au WALLETのイメージ。Credit:KDDI

au WALLETの実現にあたり、KDDIはWebMoneyと、セゾンカードを手掛ける株式会社クレディセゾンの協業により実現した「MasterCardプリペイド決済システム」を採用。これによって、ネット・リアルを問わず一元的にショッピングが行える環境を構築しました。さらに、既存のシステム(MasterCard)を活かすことで、対応店舗を早期に拡大。前述の通り、世界約3600万の加盟店で利用できるようになります。

また、「au WALLET ポイントプログラム」を同時に開始。au WALLETの利用額やau携帯電話の月額料金に応じてポイントが付与されます。ポイントはショップでの利用のほか、8月以降は携帯料金の支払いにも使えるようになるとのこと。

さらに、スマートフォン専用の連携アプリもリリース。ポイントや電子マネーの残高確認や、チャージをスムーズにできる機能を提供する予定であるとしています。オトクに買い物できる店を確認することもできるとのこと。

KDDIは、約3400万の自社ユーザーを取り込み、多くの店舗へ送客。新たな “ネット+リアル経済圏” の創出を目指し、2016年度には流通規模1兆円を目指すとしています。

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携帯電話を通じて購入した商品やコンテンツをまとめて決済する機能はこれまでにもありましたが、今回のau WALLETはリアル店舗でも使えるというのが特徴的。

ほかに似たようなサービスとしては、NTTドコモが提供する「iD」があります。ただし、iDは対応端末が店舗側で必要で、どこでも使えるほど広く普及するまでには至っていません。今回のau WALLETはMasterCardの資産を活用できるため、サービス開始と同時に多くの店舗で利用できる点で有利です。

KDDI自身の利としては、料金の支払いとショッピングをより強く結びつけることで、auユーザーを着実に取り込み、MNPなどで他社に転出するのを防ぐ狙いがあるものと考えられます。

詳しいサービス内容については、春に開催されるであろう新製品発表会にて語られるものと思われます。

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KDDIは3M戦略を通じて「ユーザーが実生活でお得を感じられるような」サービスを提供し、顧客を定着させようとしています。実際にKDDIはMNP転入出実績で好調をキープしており、簡単に顧客を手放さない同社の戦略はうまくいっているのではないかと、個人的には感じています。

次々と新しい “お得サービス” を提案することで優位を保とうとするKDDIは、これからどんなサービスを打って出るのでしょうか。リアルとネットをつなげるべく奮闘する、KDDIの今後に注目です。

[KDDI1/2]

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