NTTドコモ、今夏にも高音質通話「VoLTE」開始へ

日本経済新聞は1日、NTTドコモが高音質な通話サービス「VoLTE(ボルテ)」を今年の夏にも開始する方針であると報じています。これは、31日同社が行った決算発表会の後のインタビューで、加藤薫社長が明らかにしたもの。

同サービスの導入で、通話が現行の3G回線網や一般のIP電話と比べて高音質になるとしています。

docomo

VoLTEは、普及中の新世代回線網「LTE」を利用した新しい通話サービス。仕組みとしてはIP電話と同様で、ネットワークを介し、音声をデジタル化して送受信を行います。

これが実現することによって得られるメリットは、主に以下の3点です。

通話品質の向上

VoLTEでは、高速・低遅延なLTE網を経由するため、そのまま安定・低遅延な通話の実現が期待できます。

電波の効率的な使用

VoLTEは、既存の3G通話でみられるような回線交換を行わないため、通話時に回線を占有せず、効率的に電波を運用することが可能です。また、VoLTEが全国に普及すれば3G回線が不要になるため、3Gを順次廃止、LTE(4G)以上の回線網に統一することが可能になります。

通話に付加価値

VoLTEはパケット通信を介したIP電話であるため、データ通信を用いて様々な付加価値を付けることが可能です。音域を広げ、より音質を高める「HD voice」のほか、「会議通話」や「着信転送」といったサービスを簡単に付けることができます。他にも、様々な応用ができる可能性があります。

なお、VoLTE使用中にLTEの届かない範囲へ移動した場合は、3G回線網に随時切り替える技術が存在するため(フォールバック)、しばらくは3GとLTEが共存する形になるものと思われます。

[日本経済新聞]

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