全てのスマホにFeliCaを ―ソニーの新構想、iPhoneにも対応へ

日本経済新聞は21日、ソニーが非接触型ICカード技術「FeliCa」を全てのスマートフォンに導入する仕組みを1~2年以内に実用化する方針であると報じています。

仕組みとしては、これまで主に端末に内蔵されていたフェリカのチップをマイクロSDカード化。それを各スマートフォンに挿入することで、電子マネーを主としたFeliCaの機能を利用できるようになるとしています。

iPhoneについては、別途カードが挿入できるケースを導入。ケースとiPhoneを近距離無線通信(おそらくBluetooth)で繋げることで、対応する見通しであるとのこと。

Credit:Sony

Credit:Sony

日本ではすっかり定着しているFeliCa。特に通勤・通学にはなくてはならないものとなっており、2001年にJR東日本が「Suica」を導入してから、広く国内で普及してきました。そんな中、FeliCaはおサイフケータイとして携帯端末にも導入され、ますます便利になりました。

しかし、この規格、海外への輸出は失敗。現在でも、日本とアジア圏の一部に普及するに留まっています。(失敗の原因などが気になる方はこちらの記事をお読みください:リンク

そこで再出発して海外への巻き返しを図るのが今回の施策になります。今更か、とも思われますが、市場はケータイからスマートフォンに移っており、変化を起こすには適切な時期。日本のように “半スマートフォン” のようなフィーチャーフォンが普及していなかった海外では、携帯端末の使い方や見方が変わっている最中にあります。その隙間にFeliCaを入れてしまうのが今回のソニーの戦略なのでしょう。

ここでのポイントは、「あらゆるスマートフォンに導入できる」という点。microSDカードスロットが存在しない端末では専用のケースなどが必要になりますが、その汎用性は驚異的。iPhoneにも導入できるとあって、世界だけではなく日本人にとってもうれしい展開と言えそうです。

海外ではいかに店舗、あるいは交通機関での対応が進むかが一つの焦点となりますが、現在欧州などで普及しつつあるNFC Type Aにどう対抗するのかは気になるところ。通信速度といった使い勝手ではFeliCaが優っているため、如何に先導入のアドバンテージを打破できるかといったところが注目点になりそうです。

[日本経済新聞]

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