「ジョブズの死去は絶好のチャンス」 サムスンの人外な電子メールが暴露される

アメリカでアップルとサムスンが上訴審を繰り広げている最中ですが、その裁判の中において、2011年10月当時にサムスン米国法人のマーケティング担当副社長であったMichael Pennington氏の “下品すぎる” 電子メールが暴露されました。

Sorry to continue to push this issue, but I have seen this far too long and I know this is our best opportunity to attack iPhone …

気の毒であると前置きしつつも「(ジョブズが死んだことは)iPhoneを攻撃するための絶好のチャンスだ」と、同氏が部門メンバーに電子メールを送信しました。これを受けてiPhoneを中傷する広告キャンペーンをサムスンが展開。iPhone 4Sが発売されるタイミングでネガティブな広告戦略を繰り広げました。

流石にこの “下品すぎる” メールをめぐっては、欧米のネット媒体においても非難の嵐。もちろんサムスンの商売魂がたくましいという見方もできますが、「それを口にしたらおしまい」とも言える内容が普通にやりとりされている企業風土にも疑問の声が挙がっています。

さて、弊サイトのポリシー(リンク)には以下のようなものがあります。

世界を見て私たちは多様性を学びます。それを、仮に『ビジネス』という枠組みでとらえた場合、日本では考えられないような手法を用いる国や企業が世界にはたくさん存在します。その手法がアンフェアだと非難されることもあるでしょう。弊サイトはそれらを推奨するわけではありませんが、「そのような企業・国・手法が存在しているという事実」を伝えることを大切にしています。知っているのと知らないのでは大きな差が存在するからです。

今回の事例もまさにその一つですが、今回の件を「綺麗事」と捉えるか捉えないかは各々の自由です。一方で、それを受けて企業に対する悪いイメージを持つのも自由です。人の死ですらビジネスチャンスであるという考え方も自由であり、生き物の生存競争を含めて『競争』の真理はそこに繋がるとも言うことが出来ます。

誤解の無いように補足すると、管理人は在りし日のジョブズ氏がライバル企業に対して罵声を浴びせていたことを理解していますし、過去の “悪行” も、書物・ドキュメンタリーを通じてではありますが、日本に在住する無関係な立場として出来る限りの手段で理解しています。

それでもなお、「人の死」に直面した時に人の道を外れてはならないと考えています(個人的な思想)。人の道を外れなければ世間が認めてくれて事業が成功するとか、商品が売れるとか言うつもりは毛頭ありませんが、個人の心の問題です。

氏は生前の有名すぎるスピーチで「皆が進む道を外れても自分の心に従おう」と述べていました。良き道を選ぶも闇に生きるも己の心の自由ですが、どうか、どうかその時に人の死を軽んじることの無きように願いたいものです。

[9to5Mac]

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