米グーグル、過剰なキャリアカスタマイズ対策に本腰か

TNWは29日(米国時間)、The Infromationが伝えた消息筋からの情報として、米グーグルがキャリアによる「過剰なカスタマイズ」を抑えるための施策に乗り出すことが明らかになりました。これは「Silver(シルバー)」プログラムと呼ばれるもので、Google Play Editionとは異なり、リアル店舗でも販売される点が大きな違いとなります。

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今回の情報によると、プリインストールされてるアプリの数を制限し、ユーザーがプリインストールアプリの削除を容易に行えるようにすることが求められています。また、迅速なソフトウェア・アップデートの確約が行われる必要があり、リリース間隔が早まっているAndroid OSへ迅速対応・低コスト対応を求めるものです。

また、10億ドル(約1025億円)のコストを投じて広告キャンペーンを展開。グーグルによる訓練を受けた特別な店員が店頭の特設コーナーに設置されるとまで言われています。ここまで来ると、Silverプログラム端末の販売に本気であるように思えます。

最近になって、グーグルは最新のAndroid 4.4.3のみで利用できるカメラアプリをリリースするなど、OSに対する要件を厳しくしている傾向があります。ハードウェア的進化が鈍化傾向(またはコモディティ化)される一方で、OSのチューンがユーザー体験を大きく変えると言われる昨今。より多くのユーザーに最新のAndroid OSを利用してもらうことが重要であるものと思われます。

とはいえ、各メーカーともに独自のアプリを重要視しており、世界的にみれば過剰なカスタマイズはキャリアのみに限りません。例えばメーカーが独自に提供しているカメラアプリや家電との連携アプリ、統合SNSアプリなどもその一つ。他社との差別化でソフトウェア勝負になっている側面もあるので、果たしてこの施策が成功するのか疑問になるところではあります。

仮にSilverに大きなインセンティブが用いられた場合、メーカー側もSilverプログラムに参加する可能性は十分に考えられますが、そうなれば端末デザイン勝負の諸刃の剣になりかねません。

[TNW]

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