ファーウェイ、国内でSIMフリー展開 Ascend P7も販売

日本経済新聞は30日、中国ファーウェイが6月にもSIMフリー端末を日本国内で販売すると報じている。ノジマやエディオン、U-NEXTが取り扱うことが確定しているとされており、MVNOのプランと合わせた販売も行われる見込み。

ミドルレンジのAscend G6を来月下旬に投入することに加え、先日発表されたばかりのAscend P7やタブレット端末もラインナップに加えるとのこと。

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Ascend P7

ファーウェイは日本国内においてデータ通信端末(モバイルルータ)は好評を得ている一方で、キャリア向けモデルの販売は振るわなかった経緯がある。今回、グローバルモデルを日本国内に投入することで、開発コスト・更新コストを削減するとともに、格安MVNOプランとセットで新たな市場を開拓する狙いがありそうだ。

2014年~2015年にかけては、今まで以上にSIMフリー端末が普及する年であるとみられており、NTTドコモ以外にも、KDDI(au)とソフトバンクモバイルが自社回線を他社に供給すると報じられている。スマートフォンの普及に伴って、キャリア向けモデルの需要が大幅に低下していることに加え、国内メーカーが相次いで撤退していることもSIMフリー端末が重要視される一因になっている。

iPhone 5sもSIMフリーで販売されている

iPhone 5sもSIMフリーで販売されている

特に、国内ではiPhoneのシェアが他国と比較すると極めて高い状況であり、Android OSをベースにした端末に対してコストを掛けて開発したとしても、国内市場のみをターゲットにする場合においては必ずしも良い結果を生み出すわけではなかった。さらに総務省はSIMフリー化を推進すると報じられており、今後益々、キャリア向けモデルの需要が低くなりそうだ。

今回、ファーウェイがSIMフリー端末を国内に流通させることで、他のメーカーも参入してくる可能性も考えられるが、日本国内においてSIMフリー端末として収益を上げるのは容易ではないことは言うまでもなく「ファーウェイの資本力があってこそ」といった見方も出来る。

さらに、国内キャリアと結びついていないメーカーは限られており、マイクロソフト(Nokia)やモトローラ(レノボ)といったメーカーが候補となるだけに、必ずしもSIMフリー端末のラインナップが豊富になるとはいえない状況だ(Xiaomiの場合は販売戦略的に国内が市場候補になる可能性は低い)。

“国内SIMフリー化” のカギを握るのは、紛れも無く、キャリアと強く結びついているメーカーの独自流通に対する決断にかかっており、今後の動きに注視する必要がありそうだ。

[日本経済新聞]

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