米アップル、WWDC 2014の生中継を実施 家電制御など発表見込み

米アップルは27日(現地時間)、同社が6月2日午前10時(日本時間3日午前2時)から開催するWWDC 2014の基調講演をインターネット生中継すると発表しました。

WWDC 2014では、モバイル向けの新OSである「iOS 8」や、最新バージョンのOS Xが発表される見込みであるほか、家電・ホームセキュリティを一括で制御する新プラットフォームが披露されるとみられています。

WWDC 2014は毎年開催されている開発者向けの年次イベントであり、初日の基調講演以外にも5日間に分けて様々なセッションが行われます。基調講演ではアップルの向う先1年(またはそれ以上)のソフトウェアに関するビジョンが示されるのが恒例であり、今年はホームオートメーション・プラットフォームがその役割を担うと伝えられています。

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予想される内容としては、Apple TVないしインターネットに常時接続されたMac、または対応するAirMac Express、そしてアップル製TV(iTV)を通じて、家庭内の対応電化製品を遠隔操作するというもの。プラットフォーム自体は他社にもライセンス供給されるとみられており、妥当な路線で考えればフィリップスやGEなどが参加すると予想されます。

例えばLED照明の場合、時間に応じて自動的に点灯するといった機能や、エアコンの場合はiPhoneのGPS情報から帰宅までの時間を逆算して何の操作をすることもなく、自動的に適度に部屋を冷やす・温めるといったことが可能になると思われます。その他にも、サードパーティー製のセキュリティカメラ・人感センサーなどが続々と発表されるとみられており、いよいよアップルの「第4の革命」が始まろうとしているのかもしれません。

なお、誤解なきように説明しておくとこのような取り組みは既に国産メーカーも行っており、結局は他社を一気に巻き込む力とプラットフォームとして消費者に訴求する売り込み戦略が重要です。東芝は昔から積極的に取り組んでいる分野であり、IPv6が盛んに叫ばれていた頃(全てのデバイスに1つのIPを割り振ると言われていた時代)には、パナソニックなどのメーカーが主動して様々な発表を行っていました。

ただし、今回のアップルのホームオートメーションの場合は、最も特徴的であるのが「セキュリティ対策」であるとみられており、ゲートウェイの役割を果たす機器(Apple TV / Mac / AirMac Express / iTV)が第一の関門になるほか、対応機器には一定のハードウェア仕様を条件として課すとみられ、セキュリティ上の脆弱性が見つかり次第、アップルのサーバーを通じて自動的にアップデートが行われるといった機能が備わっていることは十分に考えられます(むしろ、それがないとインパクトがない)。

とはいえ、ホームオートメーション自体も現段階では関係筋からの噂ベースに過ぎない点には注意が必要です。

[WWDC 2014]

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