米アップル、OS X 10.10 Yosemiteを正式発表

米アップルは2日(現地時間)、Mac向けの最新OSのとなるOS X 10.10 Yosemiteを正式発表した。

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講演の冒頭、ティム・クックCEOは今回のWWDC 2014が25回目の節目となる開催(米国では1/4ずつで区切りが大きなイベント)となることを強調。多くの開発者が参加し、若い開発者も参加していることを賞賛した。

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また、PC産業が5%縮小する中でMacは12%もシェアを伸ばし、インストールベースの数で8000万のMacが導入されていると明かした。OS X 10.9 Mavericksは4000万インストールを記録。既にインストールベース比で半分に到達したとのこと。

ヨセミテではインタフェースとアプリの機能を大幅強化。冒頭ではデザインの変更について紹介された。新しいデザインでは視覚的に新しい効果が加えられており、アイコンもフラット風仕様に変更。

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ウィンドウの最大化・縮小などを行う左上のコントロールボタンも変更。iOS 7でもおなじみである蛍光カラーが採用されており、iOSとデザインテイストが似ていることが特徴である。

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Finderのウィンドウは背景色に合わせて微妙に色が変化する。わずかながらの半透明効果が取り入れられているとしている。

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また、開発者向けに好評である「ブラックモード」を搭載。ビデオ編集や画像編集などで素材を活かすインタフェースとなる。

クレイグ氏は「過去最高のOS X」と評価しており、通知センターも変更。半透明の効果が当然のように取り入れられており、カレンダー・メモ・天気予報なども表示される。電卓なども取り入れることが可能であり、サードパーティー製のアプリを導入することでウィジェットとして拡張できることも特徴だ。ウィジェットはApp Store経由で配布される。

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また、検索を行うSpotlightも変更。画面の中央に検索窓が登場する。

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ほぼ全てのアプリケーションがリニューアルされており、Spotlightはアプリ横断的に検索を行う。上の画像ではiTunesだけでなくカレンダーの中身などが検索されたものを示したもの。人物も検索可能であり、Spotlightのコンセプト通りにすべての情報を検索できるのが特徴だ。

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Spotlightではマイルとキロメートルの変換なども可能であり、映画の詳細などを調べることも可能だ。デモでは人気作Godzillaが検索されていた。

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新機能「iCloud Drive」では、ファインダーから各種ファイルに直接アクセスできるようになった。また、Windowsとの互換性を維持しており、Windows環境でもエクスプローラーから通常のローカルファイルと同じように扱うことができる。このような機能はマイクロソフトのOneDriveやDropboxなどではすでに提供されているものだ。

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メールアプリでは巨大になりつつある添付ファイルに対応。Maildrop機能ではiCloudを経由して相手に送信することができる。例えば、相手に数十MBのファイルを送る場合はメールに添付するのではなく、メールにはiCloud上にあるファイルへのリンクが加えられるといった形だ。

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アドレスバーでの検索デモではGoogle.comを利用したデモを実施。アップルと仲違いの状態にあった関係が雪解けしつつあるようにも見える。

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その他、プライベートウィンドウを簡単に作成する機能やタブの復元も実装。Safariはマルチタブブラウジングにおいて、Firefox比で9.7倍となる(バージョン不明)。DOM性能ではChrome比で2.0倍。

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JavaScriptの動作も非常に高速であるという。

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タブの表示方法も上画像のようにカテゴライズすることが可能。多数のタブを視覚的に把握しやすくなった。

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さらに、ブラウザ内で画像加工を実現。共有する前にメッセージを挿入するといったことや、囲みでマークアップすることが可能。このマークアップツールはトラックパッド上で描いたいびつな吹き出しであっても、上記画像のように自動的に整形される。使いやすいことが強調されていた。

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続いてiOSデバイスとの継続性について。iOSデバイスとMacとの間で簡単にファイルなどを共有出来る機能として「AirDrop」が拡張された。

新機能「Handoff」ではデバイス間の作業継続を支援。例えばMacで作業中のものを、iPadで継続して作業するといったことが容易に行う事ができる。

同じネットワーク上にある端末同士を互いに識別し合い、iPhoneで作成途中のメールをMacで自動的に継続することが可能。

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さらにMac経由でiPhoneを使った電話の発着信に対応。例えiPhoneが別の部屋にあったとしても、Macで着信して通話することが可能だ。もちろん発信することも可能であり、iPhoneとMacがシームレスに接続される形となる。

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電話をするのも非常に簡単であり、WEBなどに掲示されている電話番号を選択して右クリックメニューを表示することで直接発信することが可能。その際にはMacのスピーカーとマイクを利用するほか、FaceTime(カメラ・オーディオ)も利用可能だ。

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開発者向けのリリースは本日から。一般提供は秋頃を予定している。当然ながら価格は無料。さらに、ベータプログラムが夏頃に提供される。

iOS 8の記事に続く

[THE VERGE]

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