米アップル、「iOS8」リリース前に医療関係機関との連携準備 —ロイター

ロイターは12日(現地時間)、米アップルが「iOS 8」で目玉となる「HealthKit」のリリースに向け、医療関係機関とのシステム連携準備を進めていると報じています。

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アップルが9月にもリリースを予定しているiOS 8は、健康管理アプリ「Health」と「HealthKit」が新たに搭載されることが発表されており、Healthでユーザーが健康管理を行い、HealthKitで各数値などの情報を管理し他のアプリとの連携なども可能にすると見られています。

心拍数や血糖値、コレステロール値といった各種データの取得は、今秋登場すると伝えられているウェアラブル端末「iWatch」で行われるものと見られ、測定したデータはHealthKitで収集・蓄積され必要に応じて利用されることになるようです。

今回の報道によると、このHealthKitのシステムを展開するためにアップルが病院などの医療関係機関との連携を全国各地で進めているとのことです。具体的な連携先医療機関としては、マウントサイナイ医科大学やクリーブランド・クリニック、ジョンズ・ホプキンス大学などの名前が挙げられています。いずれも米国の医療関係機関ですが、アップルは全国の医療関係者がHealthKitのシステムから必要なデータを参照できるようにすることを目指しているようです。

このアップルの健康への取組みは、これまで困難だった個人の膨大なデータの取得・閲覧が可能となり、普及すれば医療に関する研究開発などの分野にも大きな影響を及ぼすものと見られます。

個人情報の取扱いやHealthKitを既存の医療システムとどのように融合させるかといった点が難点となりそうですが、ネットワーク上で各個人のデータを管理するというこの取組みにはあらゆる可能性を感じざるを得ません。

日本の医療機関との連携については、米国よりもさらに遅れるものと見られますが、遠隔診察なども可能となれば人口減少が進む地方にとっては朗報となりそうです。

本格的な医療機能を有するiOS 8とiWatchはともに今秋リリースとなる見込みです。

[ロイター]

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