サムスン、LSI事業で苦戦 大幅悪化の見通し ―顧客アップル不在響く

米ウォール・ストリート・ジャーナル系のDigitsが5日に伝えるところによると、サムスンのLSI事業(マイクロプロセッサ事業)が大幅に悪化している。

同社はLSI事業において独自のSoC「Exynos」を販売するビジネスと、TSMCのように他社のチップ製造を請け負うビジネスの2領域を扱っている。ところが、後者のビジネスにおいては、長らく主要顧客であった米アップルがTSMCに切り替えた影響が大きく、受注の面においても改善の見通しが立っていない。

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さらにExynosの外販も上手く行っておらず、自社製端末に搭載するのがやっとといった状況。業界ではクアルコムが圧倒的なシェアを獲得しており、中国MediaTekの追い上げも激しい。

同紙によると、最近の電話会議において、サムスン幹部のRobert Yi氏が「顧客からの需要が減少し続けているLSI事業の売上げおよび収益性が悪化している」との旨を述べており、巨大な設備をどのように舵取りして行くのかが課題だ。同社のマーケティング担当副社長は、イメージセンサーへの転換とコスト削減、販路拡大による収益向上を掲げているがその効果は未知数だ。

IBK SecuritiesのアナリストであるLee Seung-woo氏によると、同事業は2012年に994億円、2013年に201億円の営業利益を記録しているが、2014年は871億円の損失を計上すると予測している。

[Bits]

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