ARMの次の狙いは、どうやら「IoT」のようです。

ウェアラブルデバイスの興隆が著しいここ最近のガジェット界隈ですが、その陰で着実に需要を伸ばし、「次なるトレンド」となり得る存在「IoT」(=Internet of Things)。今回、英ARMはそのIoTの開発を促進・助長すべく開発された新たなOS「mbed OS」を正式に発表しました。

mbed OS説明画像

そもそも「IoT」とは、“インターネットを介した通信能力を保有するデバイス全般” のことを広く指す語であり、例えばコーヒーメーカーから自動ドアのセンサーまで、その範疇は実に多岐に渡ります。IoTデバイスは、収集したデータや自身の現在の状態などを、インターネットを介して特定の場所に送信・通知したり、あるいはIoTデバイス間での相互通信を実現させます。

今回ARMが発表した「mbed OS」はそのデバイスの開発を助長し、IoTを広く普及させることを目的に開発・発表された “オープンソース” のOS。ただし、少なくとも現時点では端末の「セキュリティ」や「ブート」に関する基本的かつ必須なバイナリなどを中心にしたごく簡潔なものとなっているとのことです。

Cortex-Mのインフォグラフィック

また、ARMが伝えるところによると、mbed OSは「IoT」デバイスに最適化が図られた「Cortex-M」プロセッサを利用したプラットフォーム上での動作を想定しているほか、2G / 3G / 4G通信を始め、Bluetooth通信やIPv4 / IPv6などの各種通信方式をサポートするとのこと。

このmbed OS、2014年第4四半期にmbed OSパートナーに対して提供が開始され、2015年中にも初の「開発用ボード」がもたらされる見込みとのことですが、具体的な日程に関しては判然としません。

「ありとあらゆるものがスマートデバイス化される」。SF映画の中だけの話かと思っていましたが、どうやら我々はその入口に足を踏み入れつつあるようです。

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