米グーグル、Android Wear 5.0とWatch Face APIを正式発表

混沌としていた無法地帯に、ついにメスが入れられることとなりました。

10日(現地時間)、米グーグルはスマートウォッチ向けOS「Android Wear 5.0」と、ウォッチフェイスに関する新API「Watch Face API」を正式に発表しました。

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どんな機能が追加されたのか?

今回発表されたAndroid Wear 5.0においては、使用頻度の高いアプリのショートカットを自動で生成する機能や、「シアターモード」、「サンライトモード」を含む画面輝度や音量を瞬時に調整できる機能。そしてバッテリー残量の情報や内蔵ストレージの情報を簡単に確認できる機能、等々。多くの改善点が盛り込まれています。

そのほか、新たにディスプレイを下方向にスワイプすることで、画面輝度調整と通知に関するクイックセッティングメニューを呼び出すことも可能になったとのこと。

「Watch Face API」とは?

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有名デザイナーとコラボした公式ウォッチフェイスも、多数公開された

また、今回の発表のもう一つの目玉となるのが、着せ替え可能なスマートウォッチのテーマとでも呼ぶべき「ウォッチフェイス」に関する新API「Watch Face API」の存在です。

現状のウォッチフェイスを取り巻く環境はまさに劣悪と言え、事実Playストアを通じて著作権や商標登録などを侵害するようなものが数多く提供されています。その看過できない状況に対する対抗策として、グーグルが打ち出してきたのがこの新API。今回、2015年1月31日までにこの新APIを適用しなかったすべてのウォッチフェイスを、Playストア上から完全に抹消することが、グーグルによって正式に告知されるところとなりました。

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またこの新APIを利用することで、開発者は天気情報やカレンダーなどのバックグラウンドで動作するデータや、OpenGLベースのグラフィックをウォッチフェイス上に表示させることが可能になるほか、時刻表記を12時間式か24時間式かで切り替えたりすることも可能になるそうです。

アップデートの提供時期とそれに伴う注意点

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そのほか、多くの不具合を引き起こすことに繋がりかねない為、Android Wear 5.0へのアップデートを完了する前に、この新APIを手持ちのスマートウォッチに導入することは避けるよう、グーグルによって注意が喚起されました。ちなみに、Android Wear 5.0のアップデートは、来週中にも実施されることになる見込みとのこと。

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気軽にスマートウォッチに着せ替えを楽しむことができるウォッチフェイスですが、その性質上どうしても著作権や商標登録などが侵害されがちになってしまうのも、理屈としては理解できます。ともあれ、少なくとも2015年2月以降からは、一切何の後ろめたさを感じることなく全てのウォッチフェイスを利用できることとなりそうです。

とはいえ、それでもなお海賊版的な ”裏ウォッチフェイス” が、root化端末愛好者界隈を中心に出回るであろうことが容易に予想できてしまう辺り、グーグルの心中をお察ししてしまいます。

[Phone Arena [1][2]]

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