登場に期待を寄せていた身としては、何とも残念な報告です。

さて、この記事に目を通して下さった方の中で、果たしてどれだけの方が、ドイツのスタートアップ企業Linshofと、彼らが発売を計画していた高性能・高コストパフォーマンス端末「i8」の存在を覚えているのでしょうか(過去記事)。今回、海外メディアPhone Arenaが伝えるところによると、そのLinshofが公式webサイトを正式に閉鎖したことが明らかになったとのことです。

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独Linshof「i8」

現在Linshofの公式webサイトを訪れると、「Linshof is closed.」(Linshofは閉鎖されました)という簡潔な文章とともに、そのプロジェクトが解散・中止された理由が明記されているのを確認することができます。どうやら、出資者が「内部的な理由」でLinshofに対する出資を取り止めたことに起因する模様。

また、既に幾つかの調査会社が、Linshofを ”疑わしい企業” として指摘していたほか、ここ最近ドイツ国内のメディアでは、このLinshofと彼らへの出資者たちに対して、「このプロジェクト自体が詐欺行為の一環なのではないか」と糾弾するような内容の記事が数多く掲載されていたとのことです。

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本当に最初から詐欺目的のプロジェクトだったのか、それともそういったある種の風評被害の結果、プロジェクト解散に至ったのか。今となっては、それを知る術はありません。ただ、Linshofが主張するところによると、彼らは事前予約申し込みや第三者からの寄付金や出資金などを一切、一度たりとも受け取ったことはないとのことです。

火のないところに煙は立たないものとはいえ、もし仮に後者だったとするならば、魅力的な端末が冤罪により闇へと葬られてしまったこととなり、実に残念です。

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同じくLinshofが投入を予告していたタブレット端末

さておき、クラウドファンディングサイトなどを通じて、数多くの魅力な製品に気軽に投資できるようになったこのご時世。我々も、迂闊に危うきに近寄ってしまうことのないよう、より一層の警戒心が必要になりそうです。

[Phone Arena]