Sony Picturesへのハッキング、内部犯による可能性が浮上

北朝鮮の最高指導者の暗殺という刺激的な内容の映画「The Interview」。その公開を危険視した北朝鮮によって、米Sony Picturesが大規模かつ深刻なハッキング攻撃を受けたことは、既に世界中の人が知るところとなっています(過去記事)。しかし今回、その ”定説” を覆す新たな可能性が、サイバーセキュリティの専門家によって指摘されることとなりました。

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26日(現地時間)、海外メディアBGRが伝えるところによると、米国のサイバーセキュリティ企業Norseの上級副社長であるカート・スタンバーグ氏は、今回のSony Picturesに対するハッキング攻撃について、それが北朝鮮によるものではなく ”内部犯” による犯行の可能性が高いことをCBS Newsに対して明らかにしたとのことです。スタンバーグ氏は、北朝鮮は今回のハッキングに関しては部分的に関与したか、あるいはそもそも全くの濡れ衣である可能性も指摘。

では、誰がこの大規模なハッキング被害を引き起こしたのか。氏曰く、レナ(Lena)と呼ばれる女性が、その主犯と目されるとのこと。レナは2014年5月に退社するまで、10年間Sony Picturesに務めていた人物。在籍中の彼女の職務内容や立場を勘案するに、今回のハッキングを実行するに必要な知識や手段・権限を入手できた可能性が高いとのこと。

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カート・スタンバーグ氏

また、スタンバーグ氏は今回のハッキングを分析すると、確かに北朝鮮が関与している可能性を示す痕跡が見つかることを指摘。しかし、精密に解析した結果、それが全て北朝鮮へと罪をなすり付ける為のフェイクやおとりであることが判明したことも明らかにされました。

さておき、本当はやはり北朝鮮が主犯で、レナは濡れ衣を着せられただけなのかもしれませんし、もちろんその逆の可能性も当然考えられます。正直なところ、今回の一件の真相はどちらの説が正しいかは判然としません。ただ一つはっきりしているのは、渦中の「The Interview」に対するレビューの内容が、あまり芳しいものではないということでしょうか。

[BGR]

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