米グーグルProject Ara、2015年後半にもプエルトリコにて販売開始へ

モジュール組み立て式という異色の形態を採用することで、ユーザーに極めて高いカスタマイズ性を提供することを謳う「Project Ara」。米グーグルによってその画期的なプロジェクトの存在が初めて公にされて以来、世界中のガジェットファンからの期待と関心を常に集め続けてきました。

そしてついに昨日、かねてより予告されていたProject Araの開発者向けカンファレンスが正式に開催され、その場にて試作機モデル「Spiral 2」と発売開始までのロードマップなどについての情報が新たに開示されました。

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今回グーグルによって発表されたSpiral 2は、Project Araのプロトタイプ版となります。上の画像は、Spiral 2を構成するパーツの説明図ですが、以前に噂されたようにSoCには米Marvell製「PXA 1928」と米NVIDIA「Tegra K1」が選択肢として用意されているほか、HD(1280×720)ディスプレイや500万画素カメラなどが搭載されていることが読み取れます。

また、実際の製品が市場に提供されることになるまでのロードマップも同時に発表されました。情報によると、2015年第2四半期にはSpiral 2の改良モデルとなる「Spiral 3」が登場し、2015年後半にはさらにブラッシュアップが図られたマーケットパイロットモデルが実際の市場に提供されることになるとのことです。

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2015年の「Project Ara」のロードマップ

今回グーグルは、プエルトリコこそが、世界で初めてパイロット版Project Araが提供される国になることも正式に明らかにしました。しかし何故、プエルトリコが選ばれたのか。それは主に、以下の理由からだそうです。

  1. スマートフォン市場が、非常に多様化していること
  2. フラッグシップ級端末とローエンド低価格端末の売上比が「1:1」であること
  3. 米国と同様にFCCの定める法令・規則を順守していること

さらに興味深いことに、実際にプエルトリコで販売する際には、 ”移動式屋台” のような形態での路上販売が計画されているとのことです。また販売開始時点では、約20~30種類のモジュールが用意されることなども明らかにされました。

今回公開された、Project Araのデモ映像

さて、ついに今回、長らくベールに覆われ続けてきたグーグル肝煎りのプロジェクトの全貌が、世に晒されることとなりました。残念ながら、2015年後半と具体的な発売開始の時期は少々ぼかされてしまいましたが、少なくとも年内には製品版に限りなく近いProject Araにお目に掛かることができそうで、実に楽しみな限りです。

[Android Authority / Twitter]

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