The Wall Street Journalは29日(現地時間)、米マイクロソフトが米Cyanogen,Inc.に対して小規模な投資を行う準備を整えていることを報じています。

これまでにCyanogenによって提供されてきたAndroid OSベースのカスタムROM「CyanogenMod」には、世界中で多くの根強いファンが存在しており、その開発者コミュニティもまた賑わいを見せています。なお先日には、米Googleからの買収交渉を退けたことでも注目を集めました(過去記事)。

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今回報じられたところによると、今回の投資は、マイクロソフトが「約7千万ドル」(約83億円)相当の株式を購入する形で行われることになる見込みとのことですが、投資の規模から言ってCyanogenの今後の経営に大きく影響を与えられるような立ち位置には収まらない模様です。

今回の投資の狙いがどこにあるのかは判然としませんが、自社製のソフトウェアをより多くのプラットフォームに提供するための足がかりとするつもりではないかと、Neowinは指摘。仮に実際に投資が行われた場合、将来のCyanogenModには、マイクロソフト製のアプリやソフトウェアがプリインストールされることになるかもしれません。

既に近年のマイクロソフトは、iPadや Androidタブレット向けのOfficeアプリなどを精力的に開発・リリースしており(過去記事[1][2])、その版図を拡大しようと画策している様子が窺い知れます。今回のCyanogenへの投資行為もその戦略の一端といったところでしょうか。

[The Wall Street Journal via Neowin]