米AMD、GPUにおける「VRAMの完全なスタック」実現の可能性を示唆

WCCFTechは2日(現地時間)、米AMD広告部門の幹部の一人であるロバート・ハルロック氏によって、一部のGPUにおいて複数のビデオメモリ(VRAM)を一つに統合可能になることが示唆されたと伝えています。

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2つ以上のGPUを協調動作させることで高いパフォーマンスを引き出す技術は、これまでにもAMDの「Crossfire」や、NVIDIAの「SLI」といった技術が存在していました。しかしながら、複数のGPUに搭載されているVRAMの容量を単純に合計した仮想記憶領域として利用する技術は、現在に至るまで実現していません。

今回ハルロック氏が示唆したところによると、次世代ローレベルグラフィックAPIとなるMantle」や「DirectX 12」の環境下で構築されるCrossfire及びSLIにおいては、その技術的な壁が取り払われ、VRAMの完全な統合が実現されるとのことです。

このことは、例えば4GBのVRAMを搭載するGPUを2つ協調動作させれば、8GBのVRAMを持つ一つのGPUとして動作させることが可能になるということを意味します。

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残念ながら具体的な実装の時期などに関しては言及されていませんが、仮に実現したとしても、旧作PCゲームを始めとする過去のソフトウェアへの最適化といった課題が考えられるだけに、実現はもう少し先になるかもしれません。

とはいえ、長らく打ち破られることのなかった技術的な障壁が打破される可能性が示唆されたことは、素直に喜びたいところです。AMDとNVIDIA、そしてMicrosoftの今後の努力と発展に期待です。

[WCCFTech]

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