アップル、医療研究用のオープンプラットフォーム「ResearchKit」を正式発表

米Appleは9日(現地時間)、iPhoneを医療研究を補助するデバイスとして利用できるようにするためのソフトウェアプラットフォーム「ResearchKit」を正式に発表しました。

記事70.3

”オープンソースなプラットフォーム” として、来月より提供が開始されることが発表されたResearchKit。iPhoneに搭載される各種センサー類や「HealthKit」アプリと連携することで、患者(ユーザー)の健康状態を簡易的に診断・計測し、そこで収集されたデータをResearchKitに参加・提携する医療研究機関などに送信することを可能にします。

このKitでは、医療研究者の手元に特定の病気に関するより多くのデータが集まる仕組みを作ることによって、その病理についてより一層進んだ研究を行うことを可能にすることを最大の目的としているのことです。

記事70.2

5つの病気に特化した専用アプリを用意

また今回、既に糖尿病、循環器疾患、喘息、乳がん、パーキンソン病の、計5つの病気の情報解析・収集に特化した専用アプリが用意されていることも明らかにされました。これらのアプリを利用することで、研究に必要なデータが自動的に収集され、関係機関に対して送信される模様です。

なお、収集されたデータがアップルの手には渡らないことが、同社の幹部であるジェフ・ウィリアム氏によって強調されています。

記事70.4

アプリの出す指示に従うことで、研究に必要なデータが自動で収集される

HealthKitが登場した頃より、ずっと囁かれ続けてきた ”iOSデバイスの医療補助器具化” の噂が、ついに現実的な計画と手段とともに発表される形となりました。どうやら現時点では米国内限定の試みとなるようですが、いずれこのプラットフォームと取り組みに協賛する団体や研究機関が増えれば、そう遠からぬ内に米国外での提供も開始されることになるかもしれません。

それにしても、まだ見ぬ「iPhone 6s」シリーズや、次世代「Apple Watch」においては、より強化された生体センサー類やヘルスケア関連の新機能が搭載されることになりそうです。

[The Verge / Phone Arena]

ソーシャルシェア

このニュースでディスカッション
  • コメントを投稿する際には「コメントガイドライン」を必ずご覧ください
  • コメントを投稿した際には、コメント機能利用規約(ガイドライン)に同意したものとみなされます
  • 主要ニュースサイトなどの「許可サイト」以外のURLを含む投稿はコメントが保留されます