NVIDIA、Tegra X1ベースの4K Android TVコンソール「SHIELD」を発表

米NVIDIAは3日(現地時間)、開催を予告していたプレスイベントにおいて(過去記事)、”世界初の4K対応Android TVコンソール” 「SHIELD」を正式に発表しました。

「SHIELD」の概要

今回NVIDIAによって発表されたデバイスにおける最大の特徴は、既に昨年11月より提供が開始されており、今回正式にサービスが開始されるクラウドゲーミング配信サービス「GRID」(過去記事)に完全に対応している点にあります。

NVIDIAの最高経営責任者であるジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)氏が、「XBOX 360」の2倍以上の性能と謳うこのSHIELDには、先日CES 2015にて正式発表されたばかりの超強力なモバイル向けSoC「Tegra X1」を採用(過去記事)。

さらに最新のBluetooth通信機能やWi-F通信機能を備えるほか、ギガビット・イーサネットにも対応しています。

なお、SHIELDの処理能力を示す例として、実際にこのサービスの提供が開始された際には、40bpp(bits per pixel)の色深度情報を持つ「4K(3840×2160)」解像度の映像(@60Hz)を受信・処理することを可能にしていることが、氏によって明かされました。(bpsについては「こちら」

ちなみに、バッテリー駆動にも対応しており、最大で40時間の連続使用が可能とのこと。

また、SHIELDには専用のBluetoothリモコンとゲームパッドが標準で付属。リモコンにはマイク機能やボリュームコントロール機能も搭載されており、SHIELDと接続したテレビやディスプレイの音声操作や音量調整を可能にします。

ゲームコンソールとしての「SHIELD」

そして、肝心のゲーム機能に関して言えば、専用のゲームストア上には「Borderlands」や「Half Life 2 Episode 1」などの人気タイトルを含めて、サービス開始時点で50以上のタイトルがラインナップされる予定。ユーザーはダウンロードすることで自由にゲームをプレイすることが可能になります。

なお、”重い” ゲームの代表格として名高い「Crysis 3」でさえも、「30fps」という、まずまずの高フレームレートでプレイすることが可能とのこと。(※ゲーム解像度は不明)

記事29.1

さらに、NVIDIAの設置したサーバー上で処理されたPCゲームをインターネットを介して配信するクラウドサービス「GRID」に関しては、世界規模で正式にサービスの提供が開始される計画であることが、フアン氏によって明らかにされました。

なお、処理したゲームデータの配信能力としては、「フルHD(1920×1080)」ないし「HD(1280×720)」解像度の映像を60fpsで配信することを可能にしている模様。

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また、GRIDの利用にあたっては2種類の選択肢が用意されます。1つ目は「無料サービス」を利用し、毎週「最低1タイトル」は追加されることになる限られたゲームタイトルをプレイするという選択。ただし、無料で利用できるのは、2015年6月30日までの期間限定となる模様

そして2つ目は、「有料サービス」を購入することで、AAAタイトルを含む多くのゲームを発売された当日にプレイできるようにする選択。なお、無料期間終了後の前者のプランとあわせて、その詳細な料金設定については言及されませんでした。

本体価格と発売日

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SHIELDは、専用リモコンとゲームパッドが付属して「199ドル」(約2万4千円)という価格設定にて、2015年5月に発売開始されることが予告されています。


いよいよ ”クラウドゲーミング時代” の本格的な幕開けを予感させる端末とサービスが登場することになりました。既にソニーやスクウェアなども独自のクラウドゲーミングサービスの展開を進めており、今や「ゲーム」という一大ジャンルは大きな岐路に立たされているのかもしれません。

果たして、NVIDIAの言うところの「世界各国」の中に、日本は含まれているのか。そうであることを切に願いつつ、続報を待ちたいと思います。

[PCWorld / WCCFtech]

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