WCCFtechは7日(現地時間)、米AMDから数か月以内にも発表されることが噂される次世代GPU「Radeon R9 300」シリーズの製品ラインナップにおいては、現行モデルからの ”リブランド品” が一切含まれず、すべて最新のGPUアーキテクチャを採用した製品へと置き換えられる見込みと伝えています。

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伝えられるところによると、これまで ”リブランド(リネーム)戦略” を多用してきたAMDが今回大きな方針変換を決定するに至った理由の一つに、「FreeSync」への対応が存在していたとのこと。

FreeSyncとは、AMDが開発・提唱する ”ディスプレイ上でティアリングの発生しない滑らかな映像表示を実現する” ための技術ですが、現在のAMD製GPUにおいては、ごく一部のモデルのみが対応するに留められています。(FreeSyncについては「こちら」

標準団体であるVESAにも採用され、AMDの理念の一つである ”業界標準化” を果たしたこともあり、AMDとしてはFreeSyncを利用できない現行モデルの刷新を決定した模様です。ただし、これは「R9」シリーズに限った話となり、「R7」や「R5」シリーズにおいては、引き続きリブランド品も提供されることになるかもしれません。

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以前にリークされた「R9 390X」のリファレンスクーラー

なお、この新GPUシリーズは、6月に開催されるComputex 2015にて正式に発表される見込みであると、WCCFtechは伝えています。また以前には、同時期にはデスクトップ向けAPUのリフレッシュモデル「Godavari」が登場する可能性も指摘されており、同時発表されることも考えられそうです。

個人的には、FreeSyncへの対応の有無よりも、「HBM」を利用したスタックドメモリが採用されているかどうかの方が気になります。過去に伝えられた情報では最上位モデル「R9 390X」においては実装されているとのことでしたが、果たしてどうなるでしょうか。

[WCCFtech]