東芝、「無限高画質」技術を発表…小型イメージセンサーで大型センサー並みの画質に

東芝は16日(日本時間)、小型イメージセンサーを利用して ”大型イメージセンサー並みの画質” を得ることが可能になる「無限高画質」技術を発表しました。

蓄積した画像情報を逐次合成していくことにより、メモリ消費量を大幅に低減

この技術は、独自に新開発した「高精度動き検出技術」によるもの。連続する複数枚の撮影画像に電子手ぶれ補正を施しつつ逐次画像合成を行うことで、大型センサーを利用して撮影した画像並みに高感度かつ低ノイズの画像を得られるとのこと。

ソニーの「マルチショットNR(MSNR)」等を始めとして、既に多くのメーカーが実用化している ”画像合成ノイズリダクション” 技術がありますが、この無限高画質と他を差別化する大きな要因の一つに、画像合成をおこなう際に ”画像1枚分のメモリ(バッファ)” しか使用しないという点が挙げられます。

通常、MSNRを行う際には大量の画像情報をバッファに蓄積する必要があることから、バッファの容量に制限されてあまり大量の画像を一度に合成することができず、高いノイズ低減効果が期待できないという課題がありました。

しかし、東芝の新技術においては、バッファに保存した画像情報を ”逐次合成する” ことにより、画像1枚分程度の画像情報だけをバッファに保存すれば良くなるため、従来よりも遥かに大量の画像データを合成することを可能にし、より低照度な環境においてもより低ノイズでよりディテールの豊かな画質を実現します。

より低ノイズでディテールの豊かな画質を実現

ただし、この技術では撮影者の手ぶれは補正されますが、被写体の動きに対する補正ついては明言されていません。ですので、この技術が適用されるのは「静物撮影時」のみとなる可能性がありますが、小型センサーしか搭載できないフォームファクタにおいては、なかなかに有用そうな印象を覚えます。

なお、この無限高画質技術は、スマートフォン、タブレット、車載、監視、内視鏡などの各種カメラ類に実装されることになる模様です。

[東芝 via エルミタージュ秋葉原]

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