「Cortex A72」の性能はCore Mすら凌ぐほどに ―英ARM発表

Phone Arenaは24日(現地時間)、英ARMが2016年内の投入を計画している「Cortex A72」コアについての更なる詳細が新たに開示されたことを伝えています。

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伝えられるところによると、Cortex A72は「Cortex A57」と比較して「20~60%」という驚くべきIPC(Instructions Per Clock)の向上を達成するとともに、大幅な消費電力の削減を同時に実現するとのことです。また、その自信の表れは、上の画像の中にも確認できます。

画像の中では、Cortex A72の性能がどの程度のものになるのかが強調されていますが、その比較対象に用いられているのは米Intel製の最新省電力CPU「Core M」チップとなります。どうやら「2コア4スレッド」の「Core M 5Y10C」(4ワット)と「4コア4スレッド」のCortex A72(1ワット)においては、後者の方が絶対性能においてもワットパフォーマンスにおいても優れたものとなる模様です。

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また、ARMのCortex A72のパフォーマンスに対する絶大なる信頼は、こちらの画像にも強く示されています。こちらは、Cortex A72のワットパフォーマンスの高さを強調する為の性能比較グラフになりますが、その競合相手には同じくIntelのサーバー・ワークステーション向けのCPU「Xeon」シリーズが用いられています。

グラフによると「20コア20スレッド」のCortex A72(30ワット)は、およそ3分の1以下の消費電力で「10コア20スレッド」の「Xeon E5 2660 V3」(105ワット)とほぼ同等のパフォーマンスを実現するとのこと。

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そのほかにも、Cortex A72がいかにパフォーマンスに優れているかを強調する資料が公開されており、これらの結果が誇張されたものでないとするならば、非常に目覚ましい性能向上が実現されていることになります。

なお、今回を含めたこれまでの発表を見るに、どうやらARMとしては製造には台湾TSMCの「16nm FinFET+プロセス」を第1候補、韓国サムスンと米Global Foundriesの「14nm FinFETプロセス」を第2候補として見据えている模様。また、ARM自身はCortex A72の登場時期は2016年以降としているものの、既にいくつかのメーカーによって同コアを採用した次世代SoCを年内にも登場させる計画が明らかにされています。

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性能向上のみならず、消費電力においても目覚ましい改善を達成している模様

今回の情報を得て改めてその登場が楽しみになりました。早ければ年内にもCortex A72搭載スマートフォンにお目にかかれるかもしれません。続報に要注目です。

[Phone Arena]

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