「Microsoft HoloLens」の実演デモ映像が公開 ―リアルな仮想現実空間を実現

The Vergeは29日(現地時間)、現在サンフランシスコで開催中の開発者向けカンファレンス「BUILD 2015」において、米マイクロソフトによってVRヘッドセット「Microsoft HoloLens」(過去記事)の実演デモが実施されたことを報じています。

こちらは、実際に会場内で公開された実演デモ映像。HoloLensを装着した特殊なカメラを用い、”実際に人間がHoloLensを装着した際に見える映像” が再現されています。

映像の中では、アプリを起動させた仮想ウィンドウをいくつも壁面に張り付けたり、空中にメニュー画面を呼び出してSkypeアプリを起動させたり、あるいは壁に呼び出した仮想スクリーン上で映画を視聴したりと、SF映画の中でしか見たことのないような、”実際の環境の中に融け込むようなリアルな仮想映像” を実現している様子が確認できます。

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また講演のなかでは、このHoloLensの持つエンタープライズ分野への応用や医療系学生の学習プラットフォームとしての可能性についても発表されました。上の画像は、その様子の一部を捉えたものになります。

ちなみに、HoloLensプロジェクトにはNASAを筆頭に、Unity、Legendary、Autodesk、Walt Disney Companyなどの名だたる大企業がパートナーとして参加しているとのことです。

そのほか、ホログラム生成ロボットと協調動作することにより、HoloLensの持つVRヘッドセットとしての可能性は大幅に広がることも強調。自走式のホログラム生成ロボットの直上には3Dホログラムによるロボット型のUIが投影されており、司会者の操作や音声指示に対してインタラクティブに反応を示す様子が確認できますが、これもまた非常に質の高い3D映像となっています。

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エンタープライズ分野では、建築物の設計などへの応用が期待される

なお、マイクロソフトの明らかにしたところによると、HoloLens単独でWindows 10アプリを起動させることが可能なため、別途ケーブルなどを用いてPCやその他周辺機器と接続したりする必要はないとのこと。実際に1つ目のデモ映像では、すべてのアプリはHoloLens内で動作していることが明らかにされました。

もはや逆に ”非現実的” にすら感じられてしまう程に、完成度の高いVRヘッドセット(厳密にはARヘッドセット?)として洗練されつつある印象を覚えるHoloLens。実際の登場時期は「Windows 10のタイムフレーム内」とのことですので、Windows 10の登場からそう間を空けずに発売されることに期待できそうです。

[The Verge]

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