Fudzillaは10日(現地時間)、米AMDの次世代CPUアーキテクチャ「Zen」ベースの16コアAPUの詳細が、新たに判明したことを伝えています。

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同APUは、今月初頭にもその存在が指摘されており、”HBM搭載型GPU” 「Greenland」を統合して登場する見込みとされています(過去記事)。

16個搭載されるCPUコアはそれぞれ「512KB」、APU全体では「8MB」のL2キャッシュを保有。また、”4コアで1つのモジュールを形成する” クラスタ構造を採用しており、1モジュールにつき「8MB」、4モジュール合わせて「32MB」ものL3キャッシュを搭載することになる見込みです。

そして、1コア毎に2スレッドまでの処理を実行できるようになり、最大「32スレッド」までの同時演算処理を可能にしています。そのほか「Secure Boot」や「Cryptographic Coprocessor」と言った、特にエンタープライズ分野では重要視されるセキュリティ関連機能も実装されているとのこと。

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また、メモリ周りの仕様においても大幅な強化を確認。新たに最大「3,200MHz」駆動のDDR4メモリに対応するほか、メモリチャネル数は「4-チャネル」にまで増加。1チャネルにつき2枚のメモリモジュール(SODIMM、UDIMM、RDIMM、LPDIMM)をサポートし、1チャネル毎に最大「256GB」(4チャネル合計で「1,024GB」)まで搭載可能となり、サーバー用途にも十分耐え得る大容量を実現します。

そのほか、APU内に統合されているGPU(Greenland)に搭載される「16GB」ものHBMの転送速度は「512GB/s」にも達するほか、更には「64レーン」ものPCI Express Gen 3レーンを実装。うち16レーンを、2レーン分をSATA Express、14レーン分SATAに振り分けて使用することも可能になるとのこと。

全体的に ”ぼくの考えた最強のAPU” 感が強く、正式発表がまだ遥か遠くに控えているこのタイミングを考慮しても、伝えられる通りのAPUとして登場することは期待しない方が賢明なのかもしれません。今回の情報が ”誤報” でないことを祈りつつ、続報を待ちたいと思います。

[Fudzilla]