アップル、「OS X 10.11 El Capitan」発表 ―全体的な機能・性能強化とMetal APIの実装

米アップルは8日(現地時間)、デスクトップ向けOSの最新版となる「OS X 10.11 El Capitan」を正式に発表しました。

記事48.1

今回発表された最新OS Xのコードネームは、先代(Yosemite)および先々代(Mavericks)と同様に、米カリフォルニアの有名な土地の名前に由来しています。また、基本的には「OS X 10.10 Yosemite」を踏襲しており、正統後継版とも呼べるようなOSに仕上げられました。

以下は、El Capitanで実装された主な新機能およびアップデート内容の一覧。

  1. 「Spotlight」による検索機能の強化
  2. 標準搭載アプリの全体的なアップデート
  3. ウィンドウ表示機能の拡張
  4. トラックパッドが新たなジェスチャー操作に対応
  5. 標準メールアプリがスワイプによる各種操作に対応
  6. 「Safari」ブラウザが、タブのピン留め(固定)に対応
  7. 「Mission Control」の機能性およびパフォーマンスの向上
  8. 「Notes」アプリ(日本語版ではメモ)の機能性を大幅に拡張
  9. 全体的なパフォーマンスの向上
  10. 「Metal」APIを新たに導入

『1.「Spotlight」による検索機能の強化』については、ウィンドウのサイズが変更可能になり、また自然言語の解析能力向上に伴い検索精度がより一層向上したとのこと。さらに、天候情報も検索対象に追加されたほか、各種アプリおよびメールアプリ内の検索精度も改善されました。

記事48.2

『6.「Safari」ブラウザが、タブのピン留め(固定)に対応』されたことにより、タブの固定化が可能になりました。タブバーに固定されたタブ内でリンクをクリックすると、自動的に別ウィンドウが立ち上げられるようになったほか、あらゆるタブ上から即座にミュート状態にできる「ミュートボタン」も新たに実装されています。

『7.「Mission Control」の機能性およびパフォーマンスの向上』に関して言えば、新たによりシンプルになりパフォーマンスも向上。さらに、iOS 9で導入された画面分割マルチタスク機能のように、1つの画面を半分に分けあいながら同時に表示・利用することが可能にしているとのことです。

なお、Mission Controlにおいてウィンドウの最上部に表示されるバーは、新たに「Spaces bar」(スペーシスバー)と命名されました。

記事48.3

ウィンドウ最上部のバーの名称は「Spaces bar」に

『8.「Notes」アプリ(日本語版ではメモ)の機能を大幅拡張』は、「iOS 9」で実装された導入された新機能とほぼ同様となります。新たに撮影した画像や各種アプリやWebサイト内からのコンテンツの取り込みに加え、To-Doリストの作成が可能になりました。

『10.「Metal」APIの導入』により、El Capitanのグラフィック表示に関する性能は大幅に向上したとのこと。ローレベルな最新グラフィックAPIの新実装により、システムレベルでのアニメーションおよびグラフィックレンダリング能力が「50%」上昇するとともに、電力効率は「40%」も改善されたとのこと。

さらにMetalはCPUとGPUにおけるボトルネックの解消にも効果を発揮し、ドローコール(DrawCall, 描画する際にCPUおよびGPUに対して発行される命令)処理性能を最大「10倍」も向上させ、OS X上で動作するゲームのパフォーマンスを大幅に引き上げることも謳われています。

記事48.4

スライド上で紹介される30個以上もの新要素

また今回、詳細な説明こそ行われなかったものの、システムフォントの刷新を筆頭に、上記以外に「30個」以上もの新要素や改善が実装されていることも明らかにされており、全体的なユーザビリティの向上に注力されているようです。

なお、El Capitanの提供時期は「iOS 9」と足並みが揃えられており、「開発者向けベータ版」は本日より、「パブリックベータ版」は7月中にも提供が開始される予定となっています。

[9to5Mac[1][2]]

ソーシャルシェア

コメント投稿