3DCenter.orgは5日(現地時間)、米Nvidiaの次世代GPU「GP100」がテープアウト(設計の最終段階が完了し、製造工程にデータを渡すフェーズ)を迎えた模様であると伝えています。

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GP100は、Nvidiaとして初めて「HBM(High Bandwidth Memory)」をメモリに採用する次世代GPUファミリー「Pascal」に属するフラッグシップモデルとなりますが、今回その設計が完了し、量産に向けた準備が開始されることになったとのことです。

また、製造に際しては台湾TSMCの「16nm FinFET」プロセスが使用されると見られているものの、現時点では「16nm FF」と「16nm FF+」のどちらが採用されることになるかは判明していません。

なお、数週間以内にも米AMDから ”世界初” のHBM搭載GPUシリーズ「Fiji」が登場する見通しですが、PascalとFijiとの間で決定的に異なるのは、それぞれ前者には「HBM2」、後者には「HBM1」が採用される点です。HBM2は ”第2世代モデル” となり、容量および速度ともに ”第1世代モデル” であるHBM1を大きく上回ります。

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世界初のHBM搭載GPUとなる「Fiji」の構造解説図

ただし、Pascalの発売時期は2016年以降に計画されているためFijiの登場にだいぶ後行することになるほか、またAMDも同じく2016年内にはHBM2の採用を開始するという見方が有力視されています。

規格の成熟を待ち敢えて年内の採用を見送ったNvidiaと、とにかくいち早い採用に踏み切ったAMD。それぞれの判断が今後のGPU業界の勢力図にどのような影響を及ぼすことになるのか。続報に要注目です。

[3DCenter.org via Fudzilla]