Phone Arenaは5日(現地時間)、米Qualcommの次世代フラッグシップ級SoC「Snapdragon 820」の詳細な情報が、新たにリークされたことを伝えています。

記事35.1

「Snapdragon 810(MSM8994)」からの改善・変更点

今回の情報は、Weiboアカウントを通じて多くの情報をリークしてきた中国のITアナリスト、潘九堂氏によるもの。潘氏によってリークされたSnapdragon 820のプレゼンテーション資料と思われる画像から、非常に多くの情報を入手することができます。

まず、Snapdragon 820のモデルナンバーは「MSM8996」となり、「Hydra」という名称のCPUコアと「Adreno 530」というGPUコアを採用する64-bit クアッドコアSoCとして登場するとのこと。今年3月の発表時点では、CPUコアの名称は「Kryo」とされていましたが、この数ヵ月の間に変更されたのでしょうか。

記事35.2

性能に関して言えば、Hydraは「Snapdragon 810(MSM8994)」比で最大35%の性能向上を実現しており、一方Adreno 530は最大40%の処理性能の向上と最大30%の消費電力節減を達成している模様。また製造には14nm FinFETプロセスが採用されているようです。

そのほか、1,866MHz駆動のデュアルチャネルLPDDR4メモリを統合し、14ビット処理のデュアル「ISP(イメージシグナルプロセッサ)」は最大2,800万画素までの画像を処理可能とするほか、統合されるプログラマブルな「DSP(デジタルシグナルプロセッサ)」により、カメラ機能におけるメーカー毎の差別化を促します。

記事35.3

Qualcommの製品ロードマップ

さらに4K解像度の映像を60fpsという高フレームレートで撮影することをも可能にし、「H.265」や「VP9」といった最新コーデックによるデコード処理にも対応。「LTE Cat.10」対応の通信モデムや、“従来比4倍の省電力性能” を実現する各種センサー類の搭載に関する記述も資料内に確認されました。

また今回、Qualcomm製品全体のロードマップもリークされています。それによるとSnapdragon 820の大量生産は2015年末頃とされており、どうやら搭載製品が登場するのは早くとも2016年第1四半期以降のこととなりそうです。

なお、来る8月11日には米ロサンゼルスにおいてSnapdragon 820の詳細が開示される可能性も指摘されており(過去記事)、続報には要注目です。

[Weibo via Phone Arena]