「Helio X20」、Snapdragon 810およびExynos 7420を上回る性能に

MyDriversは13日(現地時間)、台湾MediaTekの次世代フラッグシップ級SoC「Helio X20(MT6797)」の性能に関する公式資料が、新たにリークされたことを伝えています。

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今回リークされた画像および資料によると、モバイル向けSoCとして世界初のデカ(10)コア構造を採用するHelio X20は、旧世代のフラッグシップモデルとなる「Helio X10」と比較して、AnTuTuベンチマークにおいておよそ40%のパフォーマンス向上を果たしているとのことです。

さらにGeekbench 3ベンチマークでは、シングルスレッド処理性能において70%、マルチスレッド処理性能に関しては15%ほどHelio X10よりもスコアを伸ばしているほか、「Snapdragon 810」および「Exynos 7420」という現行最高峰の性能を誇るチップのスコアと比較しても、なお上回っていることが明記されています。

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「Snapdragon 810」および「Exynos 7420」を上回る性能を実現している模様

また、近日中の発表が噂される「HTC One A9」にはこのHelio X20が搭載される見込みとされていますが(過去記事)、先日には同端末のデータがGeekbench 3ベンチマークのデータベース上に確認されており、同テストにおいて非常に優秀なスコアを記録していることが明らかになっています。

かつては “Snapdragon一強” とされる時代もありましたが、韓国サムスンのExynosシリーズや米NVIDIAのTegraシリーズが徐々に実力を伸ばし、さらにその後を追うようにしてコストパフォーマンスに秀でるMediaTekのMTシリーズが市場に参戦するとともに、中国ファーウェイや韓国LGなども自社製SoCの開発に力を注ぐようになりました。

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先日Geekbench 3ベンチマークのデータベース上に発見された「HTC One A9」のデータ

今やSnapdragonシリーズはその性能において絶対の存在ではなくなり、かたや絶対性能ではあまり高い評価は獲得してこなかったMTシリーズが、そのフラッグシップモデルにおいてSnapdragonシリーズの最上位モデルを上回る時が来たかと思うと、何だか少々感慨深いものがあります。

とは言うものの、クアルコムはもちろんのこと、サムスンやファーウェイからも次世代高性能SoCが近い将来にも発表される見通しであり、MediaTekが掴んだ “天下” は短いものに終わりそうです。

[MyDrivers via WCCFtech]

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