NHKは3日、定例記者会見において、テレビ放送とインターネットの同時配信の試験提供を10月19日から開始することを明らかにしました。

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Credit:NHKエンタープライズ

テレビ放送とインターネットの同時配信は、今年3月にすでに発表されていたもので、10月19日〜11月15日までの期間で実施されます。放送内容は、関東圏で放送しているNHK総合テレビの7時〜23時までの番組で、1日16時間以内で配信するとのことです。ただし、契約上インターネット配信が難しい番組については、提供できない可能性もあるとしています。

NHKは、端末の動作や画質、視聴ニーズのほかに、インターネット配信を行うにあたって大きな障害になっていると予想される権利処理に関する課題の検証を主な目的として公表しています。

検証実験を行うに際しては、スマートフォンやタブレット、パソコンでの視聴が可能なモニター1万人を、NHKネットクラブなどを通して募集する予定とのことです。

今月には、米Netflixが日本市場に進出し大きな話題となりました。NHKの籾井会長はNetfixについて「日本全体のテレビの見方にどのような影響があるのか非常に興味深い」としつつ、「お互いにどういうことができるのか、今後、見極めたい」と期待を含めた発言をしています。

インターネットでのテレビ番組視聴に関しては、違法アップロードが後を絶たないことからも大きな需要があることが伺えます。これまで民放各局を含め部分的な番組のインターネット配信はなされてきましたが、真の需要に応えたものとはなっていないのが実情です。

10月に行われる検証実験は今後の動きを探るものとなる模様で、権利問題などで各方面の抱える課題を考慮すると、全面的な同時配信となるにはまだ遠い道のりがありそうです。

[NHK[1][2] via CNET Japan]