クアルコム、新型ミッドレンジ級SoC「Snapdragon 430 / 617」を発表

米クアルコムは15日(現地時間)、ミッドレンジ級SoCの最新モデルとして「Snapdragon 430」および「Snapdragon 617」を正式に発表しました。

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クアルコムによると、それぞれ「Snapdragon 6xx」および「Snapdragon 4xx」シリーズに属する新型チップであり、両モデルともに省電力に優れる英ARM製のCPUコア「Cortex A53」で構成されたオクタコアSoCとして開発されており、同社最新の急速充電技術「Quick Charge 3.0」に対応するほか4G LTE世代に求められる高い通信性能を実現しているとのことです。

なお、Snapdragon 4xxシリーズにおいてオクタコア構造が採用されるのはこのSnapdragon 430が初となるため、現行モデル(Snapdragon 410 / 412)から大幅な性能向上が実現することが予想されます。

以下は、両モデルの主な仕様と特徴。

Snapdragon 430

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最大1.2GHzで動作する8つのCortex A53コアに加え、多くの最新グラフィックAPIに対応する新開発のGPU「Adreno 505」を搭載するほか、画像および映像処理に特化したプロセッサとなるISP(イメージシグナルプロセッサ)が2基実装されており、最大「2,100万画素」までの画像を撮影する能力を保有しています。

そのほか、メインで動作するCPUコアの代わりに様々な処理を肩代わり(オフロード)する役割を担うDSP(デジタルシグナルプロセッサ)となる「Hexagon 536」は、消費電力に優れていることが強調されました。

また、通信モデムには「X6 LTE」を採用したことにより受信時最大「150Mbps(Cat.4)」、送信時最大「75Mbps(Cat.5)」の通信速度を達成。さらに2×10MHzのキャリアアグリゲーションに対応するほか、このクラスのSoCとしては初となる「64QAM」規格をサポートしたとされています。

Snapdragon 617

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Adreno 430と同じくオクタコア構成のCortex A53コアが採用されますが、その最大動作周波数は1.5GHzにまで引き上げられている一方で、GPUには旧世代のチップとなる「Adreno 405」を採用。

また、デュアルISP構造と静止画撮影における最大対応解像度についてはAdreno 430と同じですが、DSPにはより高性能な「Hexagon 546」が搭載されています。 そのほか、通信モデムに採用される「X8 LTE」は2×20MHzのより強力なキャリアアグリゲーションをサポートするほか、受信時最大「300Mbps(Cat.7)」、送信時最大「100Mbps(Cat.7)」というかなり高速な通信を可能としました。

また、両モデル共通で、コストパフォーマンスに優れた新開発のRFレシーバ(受信機)となる「WTR 2965」が採用したとされています。

なお、クアルコムによると、Snapdragon 617を搭載した製品は2015年内に、Snapdragon 430搭載モデルは2016年第2四半期頃に登場する予定とのことです。

[Qualcomm via Phone Arena]

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