Phone Arenaは9日(現地時間)、未発表高性能SoCを搭載したサムスン製の端末データが、Geekbenchのデータベース上に発見されたことを伝えています。

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今回発見されたデータからは、この端末の名称(開発コードネーム?)が「Lucky-LTE」とされており、未発表のオクタコアSoC「Exynos 8890」と4GBもの潤沢なRAMを備えたAndroid OS搭載端末として開発されていることが判明しました。

またベンチマークテストのスコアは、シングルコアおよびマルチコア性能それぞれにおいて1336と4824を記録していますが、これは同社製のフラッグシップモデル「Galaxy S6」や「Galaxy Note5」などと同等以上のスコアとなります。

しかし裏を返せば、それら2モデルに搭載される「Exynos 7420」と同程度の性能でしかないとも言え、仮にExynos 8890というチップが実在するとしても、2016年以降の登場が期待される “Exynos 7420の後継モデル” ではない可能性が高そうです。あるいは、開発途中が故の最適化不足のせいでパフォーマンスが完全には発揮できていないだけなのかもしれません。

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なお、Exynos 7420の後継モデルとしては、既に「Exynos M1」の存在が指摘されています。「Mongoose」なる開発コードネームの自社開発CPUコアを搭載するとされており、先日にはGeekbench 3ベンチマークテストにおいて、シングルコアおよびマルチコア性能のそれぞれで2136と7497という驚異的な数値を記録したとのことです(過去記事[1][2])。

現時点では、今回発見された情報が捏造されたデータでないという保証はありませんが、もし仮にExyons 8890とExynos M1が同一のSoCではないとするならば、もしかするとExynos 8890はサムスンのミッドレンジ級オクタコアSoCとなる「Exynos 7580」(過去記事)の後継モデルとして用意されているのかもしれません。

また、2016年第1四半期中にも発表される見通しの「Galaxy S7」には、米クアルコム製の「Snapdragon 820」が採用される可能性も指摘されていますが(過去記事)、以前のように “グローバルモデルにはSnapdragon、韓国市場向けモデルにはExynos” という風に差別化が図られることとなるのでしょうか。

[Geekbench via Phone Arena]