ロイターは13日(現地時間)、ウィスコンシン大学の保有する技術特許を侵害したとして、米アップルに対して同大学へ賠償金の支払い命令が下されたことを報じています。

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今回、米ウィスコンシンの連邦地裁の陪審員団は、ウィスコンシン大学の技術移転機関「Wisconsin Alumni Research Foundation(WARF)」が起こしたアップルによる特許侵害への訴訟に対して、アップルが特許侵害をしたと認める判決を下しました。

ロイターによると、WARFに2014年1月に起訴されたアップルは同機関の主張を真っ向から否定し、米国特許商標局(USPTO)に対して特許の有効性について再検討するよう申請していましたが、最終的にその訴えは棄却されたとのこと。今後の審理次第では、最大で8億6240万ドル(約1030億円)もの損害賠償金の支払い命令が下される可能性があるとしています。

なお、WARFの起訴内容は、「iPhone」や「iPad」シリーズ製品に搭載されるアップル製の半導体チップ「A7」、「A8」および「A8X」において、同大学が保有するプロセッサの効率性を向上させる特許技術が侵害されているという内容のものでした。

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さらに先月には、「iPhone 6s」シリーズならびに「iPad Pro」に採用される同社製最新SoC「A9」および「A9X」においても同様の特許が侵害されているとして、WARFは再びアップルを起訴しています。

アップルは今後登場するであろう将来のSoC製品において問題の特許が回避されない限り、いつまでもWARFから訴訟を起こされ続けることとなりそうです。

[Reuters via 9to5Mac]