米グーグル、「Chrome」を「Android」に統合へ ―2017年新OSリリース

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は29日(現地時間)、米アルファベット傘下のグーグルがPC向けOS「Chrome」をモバイル向けOSの「Android」に統合させると報じています。

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Credit:BLOOMBERG

WSJによると、グーグルは約2年間にわたってChromeとAndroidの統合に取り組んできたとのことで、2016年にそのベータ版となる新OSを発表し、2017年に正式にリリースする予定であるとしています。

Chromeは、PC向けOSで「Chromebook」シリーズなどに搭載されていますが、その市場シェアはわずか3%未満でした。一方のAndroidは、モバイルOS市場で多くのシェアを獲得しており、Google Play Storeではアプリケーションのエコシステムを拡大してきました。グーグルはこれまで培ってきたChromeの機能などをAndroidに統合し、PC端末も動作させることができる新たなAndroid OSとして2017年に発表する見通しです。

PCとモバイルのOSを統合することで、グーグルはこれまでAndroidで築き上げてきたエコシステムをさらに拡大することができます。両OSの統合はこれまでにも囁かれてきましたが、グーグルは元から統合する算段があってあえて2つのOSを開発し、それぞれのOSを進化させてきたとみられます。このような動きは、米マイクロソフトの「Windows OS」でも見られ、こちらはデバイスを問わない操作性を実現しています。モバイル市場でAndroidとシェアを二分する米アップルの「iOS」と「OS X」の統合についても気になるところですが、同社CEOのティム・クック氏は「統合は両OSの良いところを削ることになる」と否定的な発言をしています。

グーグルは、昨年に一部のAndroidアプリをChromebookで使用できるようにしたり、今年9月末に発表した2-in-1タブレットPC端末「Pixel C」にAndroid OSを搭載したりと、徐々に両OSの統合を匂わせるような動きを見せてきました。インターネットブラウザとしてのChromeはその名称を保持するものの、Chromebookについては新OSのリリースに合わせて新しい名称がつけられる予定とのことです。

[WSJ]

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