米アルファベット「Project Loon」、インドネシアで2016年内に運用開始へ

米アルファベットは28日(現地時間)、同社の推進する高高度気球によるインターネット通信網構築プロジェクト「Project Loon」が、来年内にもインドネシアで運用開始される予定と発表しました。

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Project Loonを推進する先進技術研究開発機関のGoogle Xは、かつては米グーグルの直属機関でしたが、現在は新設された持ち株会社アルファベット(過去記事)の直接の傘下に収まっています。

今回、アルファベットが発表したところによると、インドネシア国内における来年内のProject Loon運用開始に向けて、新たに同国内大手通信キャリア3社とのパートナーシップが形成されるに至ったほか、既にインドネシア大統領からの協力も獲得しているとのことです。

なお、既に今年7月の時点で、スリランカにおける世界初の運用開始が予告されていましたが(過去記事)、第2の提供国としてインドネシアが選出された理由としては、「世界で4番目に多い人口を誇っている一方で、全国民のおよそ3分の2がインターネット環境を保有していない」ということが挙げられています。

そのほか、インドネシアを構成するおよそ1万7000個(1万3000個とも)以上もの島々の多くが起伏に富んだ地形であり、一般的な手法では広くインターネット通信網を構築することが困難であるという点も、選出された大きな理由の1つとのことです。

インターネット通信の中継点となる機能を実装した巨大な気球を成層圏に浮かべることで、環境的要因に左右されない広大なインターネット通信網を構築するという壮大なProject Loon。2013年6月に初めて発表された際には、正直なところ少々現実味に欠けるようにも思われましたが、それから2年以上の時を経て、実用化と普及に向けて大きな一歩を踏み出しました。

[9to5Google]

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