米グーグル、Chrome OSのAndroidへの統合を否定する声明を発表

米グーグルは2日(現地時間)、先日報じられた「Chrome OS」の廃止(過去記事)を否定する声明を発表しました。

Chromebook-Chrome-os

今回の発表は、現地時間10月29日にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた「Chrome OSがAndroidに統合される」という報道を受け、グーグルが発表したものです。グーグルは、「両OSの長所を合わせる取り組みはしてきたが、Chrome OSを廃止する計画はない」と先の報道を否定し、「Chromebook」シリーズについても存続させる方針を明らかにしました。

今回の件については、現地時間の10月30日に、グーグル幹部のヒロシ・ロックハイマー氏も自身のTwitterアカウントを通じて「Chrome OSの開発は継続中である」とする声明を発表していましたが(過去記事)、今回の公式発表により、Chrome OSの廃止計画自体が改めて否定される形となりました(今回の公式発表も同氏によるもの)。

WSJの報道では、グーグルは2016年にChrome OSをAndroidに統合した新OSのベータ版を発表し、2017年に正式リリースすると伝えられていました。また、インターネットブラウザのChromeは継続し、Chromebookには新たな名称がつけられることになるとも伝えており、実質的なChromebookの廃止を報じていました。WSJは、Chromebookの低い市場シェアとAndroidのエコシステム拡大を背景として報じていましたが、これに対してグーグルは真っ向から反論。「約3万の新しいChromebookが毎日アメリカの学校で使用されており、150以上の国々で200万人以上の教師や生徒が教室でChromeのエクステンション(拡張機能)を利用している」とし、セキュリティ性能や導入の容易さなどからNetflixやSanmina、スターバックスなどグーグル以外の企業でも利用が拡大されていると主張しています。

しかしながら、グーグルはChrome OSを再定義していることも認めています。実際グーグルは、一部のAndroidアプリをChromebookで使用できるようにする取り組みなども発表しています。Chrome OSがAndroidに統合されることはないようですが、それに比肩するインパクトのある変更がChrome OSに加えられようとしているようにも感じます。

[グーグル]

ソーシャルシェア

コメント投稿