G for Gamesは18日(現地時間)、韓国サムスンによって新開発されたスマートフォン向けイメージセンサー「BRITECELL」が、投資家向けフォーラムの場にて発表されていたことを伝えています。

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独自配列のカラーフィルターを採用

先日、韓国特許庁の運営する特許情報管理サイト「KIPRIS」のデータベース上に、サムスンが出願したBRITECELLという単語の商標登録情報が発見されたことが報じられましたが(過去記事)、今回数日前にサムスンが主催した投資家向けイベントにおいて正式に発表されていたことが判明しました。

BRITECELLは、かつて「Galaxy S5」に初めて実装された「ISOCELL」センサーと同様に、サムスンが独自に開発したスマートフォン向けイメージセンサーとなります。

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1画素あたりの面積を削減しつつも、従来製品と同等の高感度性能を実現

主な特徴としては、従来的なベイヤー配列(RGBG)のカラーフィルターにおいて「緑(G)」が割り振られていた部分に「白(W)」を当てはめた独自配列のカラーフィルターを採用することにより、低照度環境下での撮影能力とダイナミックレンジを大きく改善することに成功している点が挙げられます。

そのほか、画素ピッチは1.0μmながらも、画素ピッチ1.12μmのイメージセンサーと同等の高感度性能を実現しつつ、さらにカメラモジュールをおよそ17%小型化することに成功していることも明らかにされました。

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「SmartWDR」は、従来的なHDR撮影よりも優れていると主張される

また、「Smart WDR」と呼ばれる独自のHDR撮影機能に加え、高速かつ精確な合焦を可能にする「像面位相差AF(オートフォーカス)」も実装されているとのことです。なお、ISOCELLセンサーは1600万画素でしたが、BRITECELLセンサーにおいては2000万画素にまで高画素化が図られました。

発表された時期を踏まえると、2016年の早い時期に登場する見通しの「Galaxy S7」に搭載される可能性に期待も集まりますが、一方で先日には「Xperia Z5」シリーズに採用されているソニー製の最新イメージセンサーが搭載される見込みとも伝えられています(過去記事)。

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「像面位相差AF」により、優れた合焦速度および精度を実現している模様

どちらの情報が事実を伝えているかは判然としませんが、Galaxy S7には「Snapdragon 820搭載モデル」と「Exynos 8 Octa 8890搭載モデル」の2種類が用意されているようですので(過去記事)、あるいは本当にどちらのセンサーも搭載されることになるのかもしれません。少なくとも、Exynos搭載モデルの方には、このBRITECELLが採用されることになりそうです。

[Samsung Electronics 2015 Investors Forumvia G for Games]