米テスラモーターズは20日(現地時間)、過去に販売されたおよそ9万台の「Tesla Model S」の自主回収を行うことを発表しました。

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テスラモーターズによると、「シートベルトの安全装置の組み立てに不備がある可能性がある」ことを理由に、これまでに販売したModel Sの自主回収を決定したとのことです。

事の発端は、つい先日ヨーロッパで起きたある出来事まで遡ります。その出来事とは、Model Sの助手席に乗った人物が後部座席に座る人々と会話しようと振り向いた瞬間、シートベルトのプリテンショナー(=衝突時にシートベルト装用者の飛び出しを防ぐ安全装置)が外れてしまったことが報告されたことです。

この出来事による被害や怪我人は一切発生していないほか、テスラモーターズが検証に用いたどの個体においても同様の事象が再現されることはなく、また製造ラインにも特に問題は発見されなかったとのことですが、同社は自主回収を行うことを決断したとのことです。

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なお、Model Sの所有者は最寄りのサービスセンターにModel Sを持ち込むことで、エンジニアによるチェックを無償で受けられますが、シートベルトを80ポンド(約36kg)以上の力で引っ張ることで、自主点検を行うことが可能なことも明らかにされました。

シートベルトの不具合は生死に直結する可能性が高く、その不具合が原因で死亡者が出てしまった場合の企業および製品イメージに対する悪影響を踏まえると、今回のテスラモーターズの対応は至極妥当なものと言えそうです。

[Jalopnik via The Verge]