HTC One X9正式発表 MediaTekプロセッサを採用

25日、HTC 中国法人の公式サイトで HTC One X9 が正式公開されました。以前から噂されていたように、MediaTek製のSoC「Helio X10」を搭載しています。価格は370ドル前後の見込みです。

まずはSoCについてですが、クアルコムの Snapdragon 810 が発熱などのネガティブな話題で盛り上がる一方で、台湾 MediaTek の追い上げは3年前には想像出来ない程に強まっており、多くの場面で遜色のない出来栄えになっています。MediaTek をめぐる現状をお伝えしておくと、最新の Helio X20(10コア)のベンチマークテスト結果では Snapdragon 810 よりも約40%近く性能が向上しているという結果が出ています。GeekBench のスコアを元に比較したものですが、ガジェットに関して最近の話題を追っていない方にとっては、この時点で MediaTek に対するイメージが一新される方も多いのではないでしょうか。

ただし、全くデメリットがないというワケではなく、GPU周りにおける性能に対してネガティブな報告が寄せられています。とはいえ、基本的にはベンチマークソフト上のスコア競争ですので、それをどのように受け取るかについては個人の判断に委ねられるところです。

HTC one x9

さて、本題の今回発表されたHTC One X9は、5.5インチのフルHD表示(1920×1080ドット)に対応した液晶ディスプレイを搭載。RAM容量は3GB、内蔵ストレージは32GBと、ハイエンド機にふさわしい要素は備えています。32GBまでのmicroSDカードに対応していますが、横スロット方式なので電池パックの交換や背面カバーの取り外しは行うことが出来ません。

プロセッサは前述のように、MediaTekのHelio X10を採用。2.2GHz駆動のオクタコア・プロセッサとなります。性能的にはSnapdragon 801をやや下回る程度の性能を示しており、GPU周りで懸念が示されていますがハードな3Dゲームなどをやらない限りは大きな影響は出にくいものと思われます。

背面カメラは1,300万画素の裏面照射型センサーと光学式手ぶれ補正(OIS)をカメラユニットに搭載。動画は最大4K解像度までの録画に対応しています。前面カメラは500万画素でF値2.0のレンズを採用しており、セルフィー撮影にも十分に応えられるものと思われます。なお、静止画はRAW形式にも対応。現像ソフト側が対応すれば、後から色温度を変更するといったことや、おおまかな露出調整・色彩&色調変更などをすることが可能です。

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質感の面では、背面・横面ともにユニボディ形式のアルミ素材を採用。カメラ・レンズ周辺はプラスチック系の素材が採用されており、電波関連のアンテナもその辺りに配置されていると思われます。

実際の需要についてですが、中国メーカーの勢いがあまりにもスゴイために、本体の質感向上は当たり前で格安。その上ソフトウェア面では良くも悪くもなんでもありというメーカーが多数存在するために、HTCのような正攻法なメーカーがどれだけ健闘できるのか注目が集まります。

[HTC China]

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